ヒューマン・ラブストーリー

『透明カメレオン』道尾秀介【あらすじと感想】優しい嘘と透明な世界

優しい嘘と透明な世界。

道尾秀介さん『透明カメレオン』感想です。『透明カメレオン』感動しました!!Twitterのフォロワーさんにオススメ頂いたのがきっかけです。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
本が好きな方との繋がりは心地よいですね。

『透明カメレオン』あらすじ

嘘でも人を救うことができる!

『透明カメレオン』
おすすめ
かんどう
いがいさ
サクサク

【あらすじ】
ラジオのパーソナリティをしている恭太郎。ひょんなことから、殺害計画に巻き込まれることに・・・。

『透明カメレオン』感想

そう言えばここ何年もラジオ聞いてないなと思いました。昔は深夜に聞いていたりしたんですが・・・。

ラジオと聞いて連想するのが「終わっちゃうときに淋しくなるところが好き」という言葉。これは 江國香織さんの『落下する夕方』に書かれている言葉です。共感できるんですよね。

『透明カメレオン』の主人公・恭太郎は ラジオのパーソナリティでした。声は素晴らしいが容姿は釣り合っていないという人物。その容姿ゆえにか恋愛にも疎く・・・。恭太郎は恋をしてしまうのです。

スーパーマリオのように

純粋で自分の気持ちにどこまでも素直な恭太郎。大切な人を守ろうとする気持ちがスーパーマリオに例えられていました。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
懐かしいと共に心が温まります。

大切な人を守るために―。読んでいて心を打たれました。優しい恭太郎は周りの人をも救いに導きます。道尾さんお得意のラストで明かされるのですが 感動しました!

優しい嘘

もしあの時こうしていたら・・・。

もしあの時こうしていたら今とは違った結果が得られたかもしれない。誰もが一度くらいは考えたことがあるのではないでしょうか。

『透明カメレオン』は 個性的な様々な登場人物たちが出てきます。「if」というバーのママさんと常連客たちです。

彼らはみんなそんな思いを持ち合わせている。ある意味「仲間」どうしですね。恭太郎も加わり面白おかしく、時には切なく描かれています。そこには無数の「嘘」が散りばめられていました。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
嘘でも人を救うことができるんですね。

人を貶めるものはダメだけど、人を救うためにつくものは素晴らしい嘘だと思います。嘘によって救える人生がある。・・・優しい気持ちになりました。

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ひだまりさん。
ゆるりと本をよんでいます。ミステリー、ホラー、SF、ファンタジー、何でもよみます。ほとんど小説、ときどき絵本。→ 詳しいプロフィールはこちら

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