- 刀根里衣さんの絵本『モカと幸せのコーヒー』あらすじと感想
- 楽しいコーヒータイム
- 疲れた青年の心
- 泣けるくらい嬉しいことば
- モカの正体
美味しいコーヒーはいかが?
刀根里衣さんの絵本『モカと幸せのコーヒー』感想です。刀根さんの絵本では、初めて人間の男の子が登場しました。日常に疲れて傷ついている青年が主人公の物語です。
『モカと幸せのコーヒー』あらすじ
楽しくて、ほっとするコーヒータイム。
本の評価
おすすめ
かんどう
ほっこり
せつなさ
【あらすじ】
白いうさぎのモカが作るコーヒーは幸せの味。傷ついた青年の心もポカポカになる。癒しの絵本。
『モカと幸せのコーヒー』感想
この絵本とても好きです。胸が熱くなる言葉がたくさんありました。
楽しいコーヒータイム

コーヒータイムが楽しくなる絵本。
鳥のカップにコーヒー豆に砂糖。ちょこんとはえた足が可愛い。イラストを見ているだけで、もう幸せが伝染してきます。
コーヒーを飲むとホッと心が休まりますよね。私の飲むコーヒーはかなり甘めなものです。ミルクと砂糖入り。
疲れた青年の心
最初の1ページ目を開くと、目に飛び込んでくるのは散らかった机の上。
青年の心を表しているかのようでした。疲れているとき、何もかもどうでもよくなってしまうことがありますよね。この絵本は、そんな状態のときにオススメです。
でも青年は モカに八つ当たりしてしまいました。夢の世界は消えてしまいます。
泣けるくらい嬉しいことば
気力のない青年にモカが言った言葉に、思わずジーンと胸が熱くなりました。
「ずっときみのそばにいる」
泣けるくらい嬉しいことばです。自分を分かってくれていて、ダメなところも全て受け入れてくれていて。1人じゃないんだと安心する。
ウサギの言葉にふれて、私の心もほだされました。この言葉は最上級の幸せ。
モカの正体は?
まっ白くてほっぺが赤い可愛いモカ。美味しいコーヒーをいれてくれる優しいウサギ。
最後の方にモカが微笑んでいるイラストがありました。その絵がいちばん好きです。
モカの正体が最後に明らかになるんです。それは書かないでおきますね。とても素敵なラストでした。
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