お前は男だ。名前はオスカル、私の息子だ
『ベルサイユのばら』アニメの感想です。初めて全部見たのは2年くらい前でした。名シーンなどでよく紹介されていて、ずーっと気になっていたのです。
ベルサイユに咲いた一輪の薔薇
『ベルサイユのばら』がアニメ化されたのは1979年です。ちょうど私が生まれた年。フランス革命などの史実を織り交ぜながら描かれています。
ジャルジェ家の娘として産まれたオスカルですが、父の一言で男として育てられます。そしてアンドレと共にフランス国王に仕えることになるのです。
様々な愛のカタチ

『ベルサイユのばら』では 様々な愛のカタチが描かれています。
マリー・アントワネットとフェルゼンが初めて出会う。・・・苦しい恋の始まりです。フェルゼンの言葉は胸に響きました。
フェルゼンを愛してしまったオスカル。初めてドレスを着て、舞踏会で一人の女性としてフェルゼンと踊るシーンが好きです。
何よりも男として生きることを決意するオスカル。アンドレは想いを告げます。
フランス革命と王妃マリー・アントワネットの悲劇
オーストリアの女帝マリア・テレジアの娘、マリー・アントワネット。次期フランス国王のルイ16世の王妃としてフランスに迎えられます。
ベルサイユ宮殿での華やかで贅沢な生活。でもそのお金は国民の税金です。
民衆は食べるものも満足に買えずフランス国王に不満を募らせていく。贅沢ざんまいのマリー・アントワネットに・・・。
首飾り事件やフランス革命など、史実に沿って描かれていますね。幼くして何も分からずフランスに嫁いできた彼女の孤独な心も描かれていました。
『ベルサイユのばら』では、彼女の周りにはオスカルやフェルゼンがいます。でも史実では、あまり人を寄せ付けず信頼していたのは恋人のフェルゼンただ一人だったと言われています。
そして遂に民衆の怒りは爆発しフランス革命の幕開けとなる。マリー・アントワネットという女性に興味を覚えました。
『ベルサイユのばら』の主人公・オスカルの真っ直ぐな生き方に胸を打たれました。アニメといえども、あなどれませんね。
子供が見るよりも大人が見た方が楽しめるアニメです。
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