ミステリー・サスペンス

『切り裂きジャックの告白』中山七里【あらすじと感想】命の重さと家族の絆/犬養隼人シリーズ

守りたいひとのために―

中山七里さんの小説『切り裂きジャックの告白』感想です。本の帯に「どんでん返しの帝王がまたやった!ラスト30ページに刮目せよ」と書いてありました。

中山七里さんと言えば、今までも最後の最後にひっくり返されることが多い作家さんです。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
さすがどんでん返しの帝王。

『切り裂きジャックの告白』あらすじ

刑事・犬養隼人シリーズ!!

本の評価

おすすめ
かんどう
いがいさ
サクサク

【あらすじ】
東京で事件が発生。警視庁捜査一課の犬養隼人は、捜査に乗り出すが・・・。

『切り裂きジャックの告白』感想

最後まで期待しながら読んでいました。・・・ホントにひっくり返りましたね。上手いです。

命の定義

テーマは臓器移植

『切り裂きジャックの告白』は臓器移植を織り交ぜたミステリーです。

移植についてのことが印象に残りました。脳死状態の移植についてです。

家族にとっては 本人が臓器提供を望んでいても受け入れ難いものがあります。脳死といっても体はまだ温かいから。

コーディネーターとのやりとりは、いたたまれなくなります。ジャックもそこをついてきました。微妙な問題ですね。

臓器移植は心停止と脳死状態で可能とされています。脳死を人の死とするか 否か。

ひつじくん。
ひつじくん。
心情も絡んでくるよね。

『切り裂きジャックの告白』では 移植後もその人の中で生き続けると思い、息子の臓器提供を承諾した母親が出てきます。

安堵の表情で呟く女性をみて思わず涙ぐんじゃいました。

家族の絆

胸が熱くなる家族の物語

『切り裂きジャックの告白』というタイトルを見ると 怖そうなお話と思いました。イギリスの切り裂きジャックを題材にしている作品のようです。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
ミステリーだけでなく 心が温まる家族の物語でした。

捜査一課の犬養刑事には 重い病を患った娘がいます。

自分の行いが原因で離婚をした犬養刑事は 娘とも上手く折り合わず・・・。それでも一心に娘のことを考えている父親の部分も垣間見えて好感が持てました。

ジャックは俺が捕まえる。

不安がる娘にひとこと言うシーンは頼もしく感じます。守りたい人がいると、ひとは強くなれる。父親は偉大です。

他にも死んだ息子が臓器提供したレシピエントをそっと見守る母親がいました。母の温かさを感じます。死んでも家族の絆は消えないんですよね。

原作かドラマか

『切り裂きジャックの告白』は ドラマ化されました。いつも迷うことがあるのですが・・・。

ドラマを見てから原作を読むか、原作を読んでからドラマを見るか。

原作を読んでからドラマを見たり映画を見たりすることが多いです。映像を見てからの方が本が読み易いとも思うのですが、先入観なく本を読みたいなと思ってしまって。

でも映像を見た時に、あまりにも原作や自分のイメージと違ったりしてゲンナリしてしまう場合も多いんですが。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
ドラマも面白かったのでオススメです。

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ひだまりさん。
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