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『引き抜き屋 (1) 鹿子小穂の冒険』雫井脩介【あらすじ&感想・結末】ヘッドハンターの流儀

この記事に書かれていること
  • 雫井脩介さんの小説『引き抜き屋 鹿子小穂の冒険』あらすじと感想
  • ヘッドハンターの流儀
  • 追い出された小穂
  • ヘッドハンター・並木、本領発揮!
  • リストラ屋・山室

少しだけネタバレあります。

駆け引き、裏切り、騙し合い!?

雫井脩介さんの小説『引き抜き屋 鹿子小穂の冒険』感想です。雫井さんの本は 今まで数冊読みました。

『犯人に告ぐ』シリーズ、『クローズド・ノート』、『火の粉』。『引き抜き屋 鹿子小穂の冒険』は 今まで読んだ小説とは ひと味違いました。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
面白すぎて 一気読みです。

続きの『引き抜き屋 鹿子小穂の帰還』もポチっと。まずは 1巻目のレビューです。WOWOWドラマ予定作品。

『引き抜き屋 鹿子小穂の冒険』あらすじ

新米ヘッドハンター・鹿子早穂

本の評価

おすすめ
かんどう
いがいさ
サクサク

【あらすじ】
父の会社・アウトドア用品メーカーに勤める鹿子小穂は 若くして本部長、取締役となった。しかし 大槻と意見が合わず、会社を追い出されてしまう。ヘッドハンティング会社の経営者・並木の元で、新米ヘッドハンターとして働き始めるが・・・。

本の目次
  • 引き抜き屋の代理
  • 引き抜き屋の微笑
  • 引き抜き屋の冒険

引き抜き屋、ヘッドハンターの流儀

『引き抜き屋 鹿子小穂の冒険』は ヘッドハンターのお話です。

ヘッドハンターとは

簡単に言うと 人材の引き抜き、紹介をする人

ひつじくん。
ひつじくん。
ヘッドハンターを職業としている人たちがいるんだね。
ひだまりさん。
ひだまりさん。
人脈が広くて すごいと思う。

依頼者 (クライアント) の希望に沿った候補者 (キャンデイデイト) を紹介する。

ヘッドハンターは 一匹狼です。それぞれのやり方があって、流儀があって。雫井さんが描くヘッドハンターたちが個性的でした。

並木、花緒里、戸ケ里、矢来・・・。

駆け引きや騙し合いなどもありますが、ユーモアたっぷりに描かれているから ドロドロ感はなかったです。

今は転職が当たり前の時代。ひとつの会社に留まる人は少ないのかもしれません。ステップアップのためだったり、より良い待遇を求めたり・・・。

いろんな理由がありますね。需要のある職業です。

『引き抜き屋 鹿子小穂の冒険』感想・レビュー

面白かったです。雫井さんの小説は ミステリーものを中心に読んでいたので新鮮でした。

登場人物に味があります。思わずクスッと笑ってしまうシーンもあってユーモアも感じられました。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
こういう小説も良いかも。

「引き抜き屋の代理」 追い出された小穂

ヘッドハンターの引き抜きで アウトドア用品メーカー 「フォーン」 にやってきた大槻信一郎。小穂は彼とソリが合わずにいました。

国内の一定の層だけを相手にして、この先どうやって成長しようって言うんですか?まさか、これ以上成長しなくていいなんて言うんじゃないでしょうね?

保守的な小穂に対して リスク覚悟で会社を大きくしようと励む大槻。

ひつじくん。
ひつじくん。
ボクも会社の成長を考えるなら リスクはつきものだと思う。

この1件があり、小穂は父親が経営する会社から追い出されてしまいます。外に出て揉まれてこいと・・・。

会社を追い出された彼女は ひょんなことからヘッドハンター・並木の代理を務めることになります。クライアントとキャンデイデイトの話し合いに参加する。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
強引すぎる展開に 呆れながらも笑ってしまった。

小穂が入ることによって、話し合いがまとまっていくんですよね。

「引き抜き屋の微笑」 ヘッドハンター・並木、本領発揮!

並木のもと、フォルテフロースでヘッドハンターとして働き始めた小穂。若狭をヘッドハントする過程が面白かったです。

ゼロエトワール、ビジネスホテルチェーンの社長・三好が良い人材を探していました。

ヘッドハンターの並木&小穂、戸ケ里、矢来の3人に依頼した内容は、順番に三好が挙げた候補を引き抜くというもの。

1番欲しい、でも1番引き抜くのが難しいであろう人材を並木&小穂が担当します。

その人物とは ダイニング詩絵路の経営者・若狭大祐。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
会社経営者って、社長さんだよね。それは難しいかも。

若狭は自分の店を持っているわけだから、それを畳んでまで引き抜きに応じるかどうか。・・・普通に考えて、まずムリ筋です。

ひつじくん。
ひつじくん。
自分の店の従業員のこともあるし、何より好きで出している店だからね。

適当でハッタリばかりのヘッドハンター・並木が 実はそうではなかったことに気づいた章でもありました。

並木のキャラがとても良いんです。いい加減に見えて、でも すごい人かもしれないと。

「引き抜き屋の冒険」 リストラ屋・山室

最後の章 「引き抜き屋の冒険」 では、小穂が1人でクライアントにキャンデイデイトを紹介、成立します。(裏では 様々な人の協力と画策があったのですが・・・)

「七村通商」 の依頼で、スポーツ用品店チェーン 「スポマート」 に社長をヘッドハンティング。

何人かめぼしい人をリスト (ロングリスト) にして、気になる人材がいれば話し合い (面談) という流れでした。

でも はじめに小穂が紹介した人は 辞退・・・と、思うように話が進みません。

〔七村通商〕は自分たちの代わりに手を汚してくれる人間を探しているだけだ

ひだまりさん。
ひだまりさん。
手を汚してくれる人・・・。リストラを視野にいれているようですね。

小説では 小穂が人材を探している合間に、中堅文房具メーカー 「モリヨシ」 の社長・山室が描かれていました。彼がいわゆるリストラ屋。

「モリヨシ」 にもヘッドハントされて入社し、リストラの末に会社を立て直した人物です。

ひつじくん。
ひつじくん。
彼が 「スポマート」 に引き抜かれるのかな。

展開が想像できてしまう。山室が温情ある人物だったのは意外でした。

ヘッドハンターの仕事って マッチングサイトみたいですね。求められている人材とピッタリな人を探して紹介する。

人脈がものを言う仕事です。

最後はマッチング。素敵な結末

人材探しを依頼した会社も、ヘッドハントされた人も新しい道がひらけました。後味が良いです。

1日の大半は職場にいて 仕事をこなすワケだから、自分が納得できる会社で働きたいですね。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
ヘッドハントされるだけでも すごいや。

他にもあります

WOWOWドラマ原作本のレビュー

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ゆるりと本をよんでいます。ミステリー、ホラー、SF、ファンタジー、何でもよみます。ほとんど小説、ときどき絵本。→ 詳しいプロフィールはこちら

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