- 蒼井碧さんの小説『オーパーツ 死を招く至宝』あらすじと感想
- 瓜ふたつの登場人物
- 第1章 「十三髑髏の謎」
- 第2章 「浮遊」
少しだけネタバレあります。
オーパーツ × ミステリー
蒼井碧さんの小説『オーパーツ 死を招く至宝』感想です。『このミステリーがすごい!大賞』大賞受賞作ということで期待して読みました。
あっさりと犯人がわかって、あれ?と拍子抜け。長編小説だと勝手に思い込んでました。
オーパーツに興味がある方が読みやすいと思いますが、そこまで詳しく書かれているわけではありません。もしかしたら少し物足りなくなってしまうかも・・・。
もくじ
『オーパーツ死を招く至宝』あらすじ
オーパーツ × ミステリー
本の評価
おすすめ
かんどう
いがいさ
サクサク
【あらすじ】
大学に通う鳳水月の前に突然あらわれた瓜二つの男。古城深夜と名乗る彼は、オーパーツ鑑定士だった―。
- オーパーツに興味がある人
- 軽くて読みやすいミステリー小説が好きな人
- サクッと読みたい人
『オーパーツ死を招く至宝』感想
軽い。ラノベのような読みやすさでした。
4つの物語+エピローグからなっています。オーパーツとミステリーを掛け合わせた小説。短編だから、あっさりしている印象を受けました。
ミステリー小説を読みなれた方だったら同じく物足りなくなると思います。オーパーツとミステリー、どちらも中途半端。
検索で調べればわかる事がそのまま書かれているだけの印象です。密室トリックを扱っていますが、ありきたりな展開・・・。しかもドキドキする間もなく犯人がわかり終了。
ドッペルゲンガー!? 瓜ふたつの登場人物

主人公・鳳水月 (おおどりすいげつ) の前にあらわれたのは、瓜ふたつの男・古城深夜 (こじょうしんや) でした。
彼らが事件を解決していくお話。さっきも書きましたがドラマ化したら面白そうです。
貧乏学生の鳳水月 (←個性的な名前ですね) と、オーパーツ鑑定士 (←こんな職業があるのか不明) の2人のキャラが面白い。愛着がもてました。
ドッペルゲンガーに会うと死んでしまう。そんないわくもあるので怖いですが。
オーパーツで気になった第1章 「十三髑髏の謎」
クリスタル・スカルについて
水晶でできたドクロです。オーパーツと聞いて真っ先に思い浮かびました。現代の技術では作れないということで、オーパーツとして紹介されています。
初めの1話 「十三髑髏の謎」 でクリスタル・スカルがでてきます。
オーパーツ、興味あるんですよね。だから検索して にわか知識を詰め込んでから読みました。でもそれ以上のことは書かれてなくて がっかり。
水晶ドクロについては こちらのサイトが読みやすかったです。
乳白色の色だけではないんですね。ピンク色のものとかもあって、へぇーと感心しました。
オーパーツ × ミステリーといえば、以前によんだ今野敏さんの小説を思い出しました。『神々の遺品』です。
探偵の石神シリーズ。他に『海に消えた神々』もあります。
今野さんの小説は好きでいくつか読んでいます。こちらはおすすめです。
古城深夜も容疑者!? 第2章 「浮遊」
第2章では オーパーツ鑑定士・古城深夜が容疑者になってしまいます。
容疑者なのに鋭い推理をくり広げるのが面白かったです。ここで登場する古城の姉もまた良いキャラでした。
そして 黄金シャトルがでてきます。鳥のような 飛行機のような黄金シャトル (黄金ジェット)。
こちらもオーパーツです。初めて写真を見たのですが なんだか可愛い。
先ほどと同じサイトに詳しく書かれています。
「浮遊」 は 古城が殺人事件の容疑者となり、黄金シャトルが1つ消えたというお話です。UFOまで登場。でもそれが実は・・・だったと。
このあと 第3章、第4章と続いていきます。参考までに 第3章では 恐竜が、第4章では 巨石庭園がでてきます。興味がありましたら読んでみてください。
オーパーツについて調べるのが楽しかった小説
オーパーツ。
解けない謎はだれもを魅了するものです。解き明かしたいけど、解けないからなんとも言えない気持ちになったり。
この小説を読まなかったら、オーパーツについて調べることもなかったのかなと。きっかけを与えてくれた1冊でした。
オススメ小説!



