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『落下する夕方』江國香織【あらすじと感想】誰もが好きになる華子の魅力

誰もが好きになる華子。

江國香織さんの小説『落下する夕方』感想です。ふとしたときに華子を思い浮かべます。とても可愛く自由奔放で魅力的な女性。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
江國さんが描くほんの少しの孤独と女性が好きです。

『落下する夕方』あらすじ

温かで切ない物語

本の評価

おすすめ
かんどう
いがいさ
サクサク

【あらすじ】
同棲相手が家を出ていった。生気を失った抜け殻のような梨果の元に現れたのは、彼の新しい恋人・華子だった―。

『落下する夕方』感想

初めて読んだのは私が学生の頃でした。深く印象に残っているお話です。自由奔放で憎めない華子。この小説の魅力は健吾の新恋人・華子にあります。

笑うときも気持ちが乱れず、ふふふと笑い、計りにのせたみたいに正確な分量の「おかえりなさい」。人に気をつかわず気をつかわせず、当たり前のようにただそこにいる。

梨果と同様、華子の魅力に魅せられました。いつも自然体の華子。羨ましいくらいに。私も華子に会いたくなってしまう。

江國さんが描く女性が可愛いです。”正確な分量の「おかえりなさい」” とか・・・。言葉で描くとそれが華子の魅力に思えてくる。

健吾に別れを告げられた梨果ですが、華子と暮らすうちに少しずつ気持ちが癒えてきました。「時間」を感じる小説です。

江國香織さんの言葉は冷静でほんの少し温かく心に響きます。とても素敵ですよね。

めんどくさい事からいつも逃げている華子。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
彼女が少し羨ましくなりました。

でも1回逃げてしまうと逃げ続けなければならなくなる。・・・そんな人生は嫌だとも思います。

ゲームオーバーを待ち望む華子。最後はとても切なく悲しくなりました。

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ひだまりさん。
ゆるりと本をよんでいます。ミステリー、ホラー、SF、ファンタジー、何でもよみます。ほとんど小説、ときどき絵本。→ 詳しいプロフィールはこちら

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