学び

『星の王子さま』サン=テグジュペリ【あらすじと感想】心の目で見る一輪の薔薇

Le Petit Prince『星の王子さま』

サン=テグジュペリ 作

誰もが知っているほど有名な物語。私が手に取ったのは、オリジナル版と言われる米国版のものです。可愛いイラストにほっこりしました。

ページをめくれば心に響く言葉の数々が飛び込んできます。胸が熱くならずにはいられません。一番たいせつなことをこの物語は教えてくれます。

『星の王子さま』あらすじ

いちばん大切なこと

『星の王子さま』
おすすめ
かんどう
ほっこり
せつなさ

【あらすじ】
「僕」は、砂漠で王子さまと出会った。彼と話すうちに、大切なことを学んでいく。

『星の王子さま』感想

私の大切なものって何だろう?

読み終わって一番に考えたことです。なぜかというと、この言葉に強く惹き付けられたから。

たいせつなことはね、目に見えないんだよ・・・・・。

大切なもの

王子さまは、小さな星からやってきました。そこに咲いている一輪の薔薇。水をやり、他の外敵からお花を守るために覆いガラスをかけたりして世話を焼きます。

ふるさとに咲いていたバラが地球に沢山あることを知った彼はショックを受けてしまいます。でもやがて大事なことに気づくんです。

見た目は同じ花だけど、大切なのは、あの一輪のバラだけ。

大事なのは、その薔薇のために世話を焼いたことです。自分の子供がなぜ可愛いのかということと同じですね。手塩にかけた子供は可愛い。

本当に大切なものって人それぞれです。他人には価値がないものでも、自分にとっては宝だということがありますね。

かんじんなことは、目には見えない

じゃあ何で見るの?と思います。

心の目です。

王子さまが育てた一輪のバラ。他人には多くのバラの一つにしか過ぎないのかもしれません。でも彼にとっては世界でたった一つの大切なものなのです。

私にも、そんなものがあるのかな。

忘れかけていた子供心

突然ですが、これ何に見えるでしょう?

正解は「僕」が描いたゾウを丸のみして、こなし ているウワバミの絵です。

見事に丸呑みしてますね。でも大人に見せたら帽子だと言う。これが子供と大人の違いなのかも。

この物語を読んでいると、忘れかけていた子供心を思い出します。王子さまが子供だからです。その目線で描かれています。

みんな最初は子供だったんですよね。ここに出てくる王様や、うぬぼれ男、呑み助、実業屋、点燈夫、地理学者たちも。

そのことをいつしか忘れてしまっています。そうして先入観を持ってしまい、ウワバミが帽子に見えてしまう。私もそうです。・・・ふと寂しい気持ちになりました。

大人になるということ

童話や絵本を読んだりすると、たまに自分が大人であることが寂しくなる時があります。・・・決まって子供心を思い出した時ですが。本書を読んだ時もそんな気持ちになりました。でもあることに気づいたんです。

大人だからこそ理解できる物語であるということ。

たぶん子供の頃に読んでも、何がなんだかわけが分からなかったと思うんです。物事を理解できる年齢になって とても素晴らしい本だということが分かる。それが大人になるってことなんですよね。

笑い上戸の星

夜空を見上げてみました。

このストーリーを読んだ後は、星がみんな笑っているように見えるから不思議です。

無数に輝く星のどれかに王子さまがいるのかもしれませんね。そう思うと夜空を見上げるのが好きになりそうです。とても素敵な本でした。

ABOUT ME
ひだまりさん。
ゆるりと本をよんでいます。ミステリー、ホラー、SF、ファンタジー、何でもよみます。ほとんど小説、ときどき絵本。→ 詳しいプロフィールはこちら

POSTED COMMENT

  1. lime より:

    なつかしいです。
    私も小学生の頃に読みましたが、忘れている部分や、その時は気づかなかった大切な言葉を改めて思い出し、感じ取りました。

    子供の頃は、逆にこの本の純粋さに気づかないものなのかもしれませんね。
    大人になって改めて、子供の豊かな発想や無垢に気づく。
    そう言う意味では、大人になることも悪くはないのかな、と思ったり。
    ひだまりさんの解説で、またいろんなことが見えてきます。
    またもう一度、読んでみたくなりました^^

  2. ひだまりさん。 より:

    ありがとうございます (*^_^*)
    すっかり『星の王子さま』にハマってしまって、グッズも欲しくなっている今日この頃です。
    可愛いブックカバーを見つけたのです ( ^^ )

    この歳になって初めて読みましたが、素晴らしいですね!
    シンプルな言葉なのに、ハッとするものがありました。
    limeさんは、小学生の時に読んでいるんですね。
    きっと、もう一度読むと、その時とは違った一面がみえてきて面白いかもしれません。
    私も更に歳を重ねた時に、また読んでみたい本だと思いました。

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