【大人におすすめ絵本】ほっこりと学べて癒される大人向け絵本特集 プレゼントにも!
大人におすすめ絵本特集
学べる絵本、幸せな気分になれる癒しの絵本、切ない絵本、教科書の名作・・・などをピックアップしました。
大人におすすめ!絵本特集です。
大人が読んで感動できる、心に響く作品を厳選してご紹介。ぜひ、絵本を読んでゆったりとした時間を・・・。
プレゼントにも良いよ!
学べる絵本
まずは、学べる絵本を3冊ピックアップしました。
「ことばのかたち」 おーなり由子
ことばが目に見えたら?
もしも、ことばが見えたら? それはどんなカタチをしているのだろう。
もしも言葉にかたちがあったら、それはどんな形をしているのだろう。見えて嬉しいものと、見たくないものがありました。嬉しい言葉の形は見たいけど、人を傷つける形は見たくないです。
言葉のカタチを考えたくなる絵本だよ。
「たいせつなこと」
モノと向き合ってみる?
「大切なこと」 は何かを教えてくれる絵本。
自分の周りにあふれているモノ。それにはちゃんと役割があって私の生活を豊かにしてくれます。モノとの関わり、そしてヒトとの関わりを通して 「たいせつなこと」 が優しく描かれていました。
シンプルな言葉だけに心に響く。
「星の王子さま」 サン=テグジュペリ
いちばん大切なこと
砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった・・・。
いちばん大切なことを教えてくれる絵本です。大人になるにつれて目に見えることが真実と思いがちだけど、そうではないんですよね。忘れていた子ども心を思い出しました。
また歳を重ねたときに、改めて読みなおしたいな。
シルヴァスタインの絵本
シェル・シルヴァスタインの絵本がほっこりと深い!シンプルなイラストにシンプルな言葉。
心に刺さる絵本2冊だよ。
「おおきな木」
無償の愛に心が奪われる
少年の成長を健気に見守るおおきな木。子どものことを無条件で愛することのできる強さと優しさ。無償の愛を描いた絵本。
いつまでも変わらぬ愛をそそぎ続ける木と身勝手な少年。無償の愛を描いた絵本です。少年に与える木の愛は、母が子どもに注ぐ愛情のようでした。原題は『The Giving Tree』。直訳すると 「与える木」 です。
シンプルな絵と文が心に響いた。
「ぼくを探しに」
完璧じゃないからこそ幸せ!
主人公「ぼく」は、自分の欠けたカケラを探しに旅に出る。道中さまざまなものに出会う。やがて 「ぼく」 は、欠片を見つけるが・・・。
『ぼくを探しに』は 自分に欠けたものを探しに旅に出るお話です。完璧じゃないからこそ感じる喜びがあるということに気づきました。欠けたままでも良いんだと思うと気が楽になりますね。
あるがままの自分を認めてあげたくなる絵本。
刀根里衣さんの絵本
思わず部屋に飾っておきたくなる素敵な本。刀根里衣さんの絵本を2冊ピックアップしました。
刀根さんの絵本はどれも素晴らしいのでオススメ。
「ぴっぽのたび」
一緒に旅をしよう!
ぴっぽは、孤独なカエルでした。でも旅の途中でたくさんの素敵な夢と出会い・・・。
カエルのぴっぽとひつじが夢の中を旅するお話です。カラフルなイラストが素敵でした。ぴっぽもひつじも楽しそうで、読んでいる私まで楽しくなる絵本です。
刀根さんのイラストが好き。
「なんにもできなかったとり」
自己犠牲の愛を描いた絵本
何をやってもうまくできない鳥のおはなし。生きるとはどういうことか。幸せとは・・・? 心が震える感動作。
何をやってもうまくできない鳥を見ていると、自分を見ているようで切なくなりました。でも頑張っている姿はステキですね。ほんとうの幸せって何だろうと考えたくなる絵本です。
鳥が幸せになった最後の絵がとても好き。
幸せな気分になれる癒しの絵本
ほっこり幸せな気分を味わえる絵本。佐野洋子さんとレオ=レオニの絵本、楽しい写真集をご紹介します。
「100万回生きたねこ」 佐野洋子
100万回死んで100万回生きた猫
100万回死んで、100万回生まれかわったとら猫。ある日彼は1匹の白ねこと出会い・・・。
言わずと知れた名作。じんわりと心が温まる絵本です。自分しか愛せなかった猫が初めて他者を愛することを知ったとき、生きるのをやめました。猫の気持ちを考えたくなります。
きっと愛を知れて幸せだったよね。
「じぶんだけのいろ」 レオ=レオニ×谷川俊太郎
自分の色がほしいカメレオンの話
どこでも保護色に染まってしまうカメレオン。彼には、ある悩みがありました。
自分の色を持てないカメレオン。保護色に染まるカメレオンのイラストが可愛くてほっこりしました。レオ=レオニのイラストです。絵本を読みながら、私の個性って何だろうと考えてしまいました。
自分の個性を大切にしたい。
「もしも せかいが たべもので できていたら」 カール・ワーナー
カール・ワーナー写真集
もしも世界が食べ物でできていたら・・・という設定で描かれた写真集。
チョコレートの汽車に、かぼちゃの家、ブロッコリーの森。本を開くと夢の世界が広がっていました。食べ物で作った風景です。カール・ワーナーの絵本 (写真集) 。ヘンゼルとグレーテルを連想しました。
かぼちゃの家が気になる!
クリスマスに読みたい絵本
クリスマスシーズンに読みたいサンタクロースの絵本を2冊ご紹介します。
「サンタクロースっているんでしょうか?」
実話を元にした絵本
ニューヨークにある新聞社に一通の手紙が届いた。実話を元にした絵本。
サンタクロースは存在するかしないか。その質問に答えてくれるのがこの絵本です。大人になってなんでも知っているような気になっているけれど、本当は何も知らないんだということに気づきました。
素朴な質問に優しく答えてくれる1冊。
「サンタのおばさん」 東野圭吾
ほっこりと癒される絵本
アメリカ・サンタの後任に立候補したのは前代未聞の女性のサンタ。会議は大騒ぎに・・・。東野圭吾さんのほっこりと癒される絵本。
知る人ぞ知る 東野圭吾さんの絵本です。アメリカ・サンタの後任に立候補したのは前代未聞の女性のサンタでした。サンタクロース会議は大騒ぎ。子供への愛情を感じられる絵本です。
女性サンタ、いてもいいと思うよ。
切なくて泣ける絵本
じわりと切なくて泣ける絵本。かなり良かったので、ぜひ手に取ってほしい2冊です。
「つみきのいえ」
きっと切なさに涙する
水没しかけている街に、おじいさんは1人で住んでいました。ある日、彼は物を下に落としてしまい・・・。
12分の短編アニメーションの絵本版『つみきのいえ』です。お爺さんとお婆さんの思い出がたくさんつまっている家。切なくてとめどなく涙が溢れました。でも最後は温かな気持ちになります。
『つみきのいえ』はアニメーションもおすすめだよ。
「緑色のうさぎの話」 道尾秀介
切なく心温まる絵本
みんなと色が違う、みどり色のうさぎのはなし。いじめにあったみどり色のうさぎ。彼はある行動に出るのだが・・・。
直木賞作家・道尾秀介さんの絵本です。1匹だけ違う色のうさぎの話。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。ずっとそのままでいたいのに叶わないんですね。過ぎゆく「時の儚さ」を感じました。
道尾さんが17歳の時に書いた絵本。
アートな絵本
もはや芸術。アートを感じる絵本2冊です。
「アライバル」 ショーン・タン
想像で読む絵本
移民をテーマに繰り広げられる物語。想像でよむ文字のない絵本。
1文字もない絵本。でもストーリーが次々と頭の中をかけめぐりました。絵自体は色がなくモノトーンですが温かさを感じます。言葉がない分、とらわれずに自由に読むことができました。
とても心に染みた。
「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治×藤城清治
光と影の幻想的な世界
孤独な少年ジョバンニとカムパネルラは、銀河鉄道の汽車に乗って旅をする。やがて様々な人たちと出会い、みんなの「ほんとうの幸い」を願う。
藤城清治さんの絵本です。『銀河鉄道の夜』の世界観と藤城さんの影絵がマッチしていました。ジョバンニとカンパネルラを見ていると切ないけど心がほんのりと温まります。
幻想的で素晴らしい。
教科書の名作絵本
最後に懐かしの教科書より、名作絵本を3冊ピックアップしました。
「泣いた赤おに」 浜田広介
自己犠牲の愛を描いた物語
人間と仲良くなりたい赤おに。そんな彼をみて青おには、ある提案をしました。人間の前でぼくが暴れるから、赤おには、ぼくをやっつけてと。2人は人間の前で芝居を打つことになりましたが・・・。
赤おにと青おに。2人の気持ちを想像したくなる絵本です。自己犠牲の愛を考えるとき、ほんとうの幸せって何だろうと唸ってしまいます。切なすぎて泣けるお話でした。
赤おにと青おにと人間が笑って暮らせる日が来ると良いな。
「スイミー」 レオ=レオニ
レオ=レオニが描く海の世界
海の中では思わぬハプニングがいっぱい。小さな黒い魚・スイミーは、仲間がみんな大きな魚にのみこまれてしまい、ひとりぼっちに。残されたスイミーは 仲間を助けようと海を旅するうちに、さまざまな素晴らしいものを見る。そして再び大きな魚に出会い・・・。
スイミーが見つけたもの、レオ=レオニの壮大な海の世界が素晴らしかったです。1人の時間もたくさんの発見や学ぶことがあって・・・。大人になってもう1度読んでも楽しめる絵本です。
大切にしたいな、ひとりの時間。
「きつねの窓」 安房直子
窓に映ったものは?
山で道に迷った男は、キツネの「そめもの ききょうや」にたどり着きます。指をききょうの花で青色にそめてもらいました。その指で窓をつくってみたら・・・。
桔梗で青く染めた指で窓を作ると大切な人が映る。このお話を読んでから桔梗の花が好きになりました。もしも大切な人が亡くなっても指で作った窓に映るように、その人の心の中で永遠に生き続ける。心が温まりました。
桔梗の花言葉には「永遠の愛」という意味があるよ。
オススメ絵本まとめ
大人向けオススメ絵本でした。
- ことばのかたち
- たいせつなこと
- 星の王子さま
- おおきな木
- ぼくを探しに
- ぴっぽのたび
- なんにもできなかったとり
- 100万回生きたねこ
- じぶんだけのいろ
- もしも せかいが たべもので できていたら
- サンタクロースっているんでしょうか?
- サンタのおばさん
- つみきのいえ
- 緑色のうさぎの話
- アライバル
- 銀河鉄道の夜
- 泣いた赤おに
- スイミー
- きつねの窓
ぜひ読んでみてね。