元気が出る、気持ちが明るくなる小説おすすめ|スカッと爽快!落ち込んだときに読みたい本
スカッと爽快!落ち込んだときに読みたい本
本を読むだけでスカッと爽快!元気いっぱい!明るい気持ちになれる小説を厳選しました。どれも読みやすい本ばかりです。
- スカッと爽快な本
- 元気になれる本
- 笑えて気持ちが明るくなる本
明日も頑張ろう!と勇気をもらえたよ。
イヤなことがあって落ち込んだとき、元気になりたいときにオススメです。
スカッと爽快!気分が晴れる小説
まずは、結末がスカッと爽快な小説を紹介。読後感が良くて読み応えもあるものばかりです。
『下町ロケット』池井戸潤
夢とプライドを賭けた戦い!
主人公・佃航平が経営する佃製作所は、倒産の危機に立たされていた。身に覚えはないが、特許侵害の疑いで訴えられたのだ・・・。
働くこと、夢、仲間。たくさんの想いがあふれていて胸が熱くなりました。仕事は決してお金だけのためじゃない!ということを実感した小説です。・・・夢って大切ですよね。今働いている人にも、これから社会に出る人にも読んでもらいたい1冊です。
ラストはスカッと爽快!!
『アキラとあきら』池井戸潤
試練を乗り越えろ!
山崎瑛と階堂彬。名前は同じだが、生まれも育ちも違うアキラ。彼らは様々な試練に立ち向かうが・・・。
池井戸潤さん『アキラとあきら』。池井戸さんの本は、働くことで得られる熱い気持ちを一緒に感じられます。イヤな登場人物も出てくるけど、読み終わったときの満足感が半端なく良いんですよね。読後感が良かったです。
ボリュームたっぷりで面白かった。
『カラスの親指』道尾秀介
驚愕の逆転劇!!
詐欺を生業として生きる中年男2人組。ある日、彼らの生活に1人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは?
『カラスの親指』は詐欺師のお話です。悪いことをしているのに、登場人物に魅力を感じてしまうのが道尾小説の良いところ。二重、三重のペテンが描かれていて、騙され感が半端ないけど結末は感動します。そして爽快でした。
続編に『カエルの小指』もあるよ。2冊ともタイトルの意味にも注目してみてね。
『太陽は動かない』吉田修一
ドキドキの産業スパイ小説
新油田開発利権争いの渦中で射殺事件がおきた。AN通信の鷹野一彦は、部下の田岡と共に背後関係を探っていた。ウイグルの反政府組織による爆破計画の噂もあるなか、田岡が何者かに拉致された・・・。陰で糸引く黒幕の正体は?
『太陽は動かない』は産業スパイ小説。ハードボイルドな展開でスピード感がありました。敵に捕まって助け出したりと、ドキドキが止まりません。ほどよいミステリー感もありスリル満点で爽快です。
これは、映画向きな小説だ。
『引き抜き屋 鹿子小穂の冒険』雫井脩介
新米ヘッドハンター・鹿子早穂
父の会社・アウトドア用品メーカーに勤める鹿子小穂は 若くして本部長、取締役となった。しかし 大槻と意見が合わず、会社を追い出されてしまう。ヘッドハンティング会社の経営者・並木の元で、新米ヘッドハンターとして働き始めるが・・・。
『引き抜き屋 鹿子小穂の冒険』は、ヘッドハンターのお話です。駆け引きや騙し合いなどもあって、ユーモアたっぷりに描かれていました。小穂の頑張る姿をみていると応援したくなるんですよね。後味が良くて読みやすい小説です。
新しい道がひらけて、頑張るぞ!という気になれる。
元気になれる・ほっこり心も温まる小説
続きまして、元気をもらえる小説です。読みやすくて心も温まるので落ち込んだときにおすすめ。
『東京すみっこごはん』成田名璃子
食べるって大切!
東京にある古ぼけたご飯屋さん。そこは、様々な人が集まる 「共同の台所」 だった。美味しいご飯に、心も体も元気になる1冊。
シリーズ化されている『東京すみっこごはん』。物語に出てくるご飯が美味しそうなんです。すべての料理に愛情が詰まっていて優しさに泣きました。明日の自分は今日の自分よりマシなんじゃないかと前向きになれます。
手作りご飯を通して愛情を実感できたよ。
『ランチのアッコちゃん』柚木麻子
楽しいランチの時間
屈託を抱えるOLの三智子。彼女のランチタイムは一週間、有能な上司「アッコ女史」の指令のもとに置かれた。大手町までジョギングで行き、移動販売車の弁当を買ったり、美味しいカレー屋を急遽手伝うことになったり。そのうち、なんだか元気が湧いている自分に気付いて……。
短編集『ランチのアッコちゃん』は読み終わったあとに元気になれる、ほっこりと優しい物語。どのお話も自分に自信が持てなかったりして、しょげてる人がでてきます。最後は食べることを通じて前向きに生きていく。
食べることって大切。誰かと一緒に食べるご飯は美味しいよね。
『映画 ドラえもん のび太の月面探査記』辻村深月
月世界での大冒険!!
月にはうさぎがいる!と信じているのび太は、みんなから笑われてしまう。見かねたドラえもんは〈異説クラブメンバーズバッジ〉を使って、のび太と月の裏側にウサギ王国を作ることに・・・。
映画の脚本を手掛けた辻村深月さんが書いた小説版です。ドラえもんのひみつ道具がたくさんでてきてワクワクしました。辻村さんのドラえもん愛がたっぷり詰まった1冊。友情や愛情が実感できて、誰かのために頑張ろうと思えます。
ほっこりと癒やされた。
『宇宙百貨活劇 ペンシルロケット・オペラ』長野まゆみ
不思議で幻想的な世界
双子のミケシュとロビンが織り成す、愛おしく美しい物語。ファンタジックな短編集。
双子(ツイン)を主人公とした短編集。どちらが兄で、どちらが弟か?・・・ということで揉める彼らが微笑ましくて癒やされました。長野さんの文章に美しさも感じて、ほっこりと元気になれる1冊です。
幻想的な物語だった。
『きまぐれロボット』星新一
ユーモア溢れるショートショート
裕福なエヌ氏は 便利なロボットを連れて別荘にでかけた。でもそのうちロボットは おかしな行動をし始めて・・・。
星新一さんのショートショートは、夢と優しさがつまっていました。宇宙と未来を想像できるお話は、読んでいるだけでも楽しくて元気になれます。オチが面白くて上手いんですよね。スキマ時間にもおすすめです。
発想が素晴らしい。
笑えて明るく楽しい気持ちになる小説
最後に、笑えて楽しい気持ちになれる小説を厳選しました。ちょっぴり可笑しくてユーモアたっぷりの本。登場人物に愛着がわきます。
『きんぴか 三人の悪党』浅田次郎
世の中の悪党をこらしめる!?
殺人罪で服役をした元ヤクザに、我を通すために自殺未遂をした元自衛官、収賄罪で逮捕された元国会議員の秘書。彼ら3人が悪をこらしめる!?
一癖も二癖もある悪党(?)3人組が世の中の悪をこらしめるストーリーです。登場人物が面白くて、笑いながら読んでいました。保身などは一切考えずに、自分が良かれと思った通りに生きる3人を見ていると元気になれるんです。
私も彼らのように自由に生きたい。
『命売ります』三島由紀夫
ユーモア&驚きあり!?
「命売ります」 新聞の広告を見た人たちが、羽仁男の元を訪れる。彼らは羽仁男の命を買おうとするのだが・・・。三島の皮肉とユーモア溢れた物語。
意外と読みやすかった三島由紀夫さんの小説。彼が描く死生観と皮肉が面白かったです。主人公の羽仁男に愛着がわいて、クスッと笑ってしまう。人生は終わりがあるから輝かしい・・・とよく言うけど、全くその通りだと感じました。
終わりを考えたとき、生きていることが幸せに思えるんだよね。
『バイバイ、ブラックバード』伊坂幸太郎
サヨナラ・ストーリー
主人公・星野一彦が5人の恋人たちに別れを告げるバイバイ・ストーリー。監視役の繭美と共に「大切な人にさよならを告げる」日々がスタートするが・・・。
『バイバイ、ブラックバード』は、5股をかけていた主人公がひとりひとりにサヨナラを言っていく物語。伊坂さんのユーモアたっぷりで面白かったです。キャラに元気をもらえました。ラストは想像が膨らみます。
ジャンボラーメンの下りが好き。
『怪笑小説』東野圭吾
クスッと笑える短編集
東野圭吾が贈る、ブラック・ユーモアな9編の短編集。
『怪笑小説』は、東野圭吾さんのブラック・ユーモアな短編集です。『超たぬき理論』と『あるジーサンに線香を』が面白くて好きでした。作者の手腕と発想力、頭の良さを感じた作品。これは面白い!!
クスッと笑えるんだ。
『恋のゴンドラ』東野圭吾
恋愛ミステリー!!
合コンで知り合った桃美とスノボ旅行を楽しむ広太。ところが ゴンドラに同乗してきた女性グループの1人は、なんと同棲中の婚約者だった・・・。この恋は天国か地獄か?真冬のゲレンデで繰り広げられる男女8人の運命は?
コメディタッチで描かれていて、途中でクスっと笑っちゃう連作短編集『恋のゴンドラ』。えー、こんな展開になっちゃう!?・・・と良い意味で裏切られました。東野圭吾さんは物語のつなげ方が上手いんですよね。
面白くて一気に読んだよ。
落ち込んだときに読みたい本一覧
元気が出て気持ちが明るくなる小説でした。落ち込んだときにもオススメです。
- 『下町ロケット』
- 『アキラとあきら』
- 『カラスの親指』
- 『太陽は動かない』
- 『引き抜き屋 鹿子小穂の冒険』
- 『東京すみっこごはん』
- 『ランチのアッコちゃん』
- 『映画 ドラえもん のび太の月面探査記』
- 『宇宙百貨活劇 ペンシルロケット・オペラ』
- 『きまぐれロボット』
- 『きんぴか 三人の悪党』
- 『命売ります』
- 『バイバイ、ブラックバード』
- 『怪笑小説』
- 『恋のゴンドラ』