- 絵本『てつがくのライオン』あらすじと感想
- ライオンにとっての哲学的とは
- 哲学は肩がこるし、お腹がすく
- かたつむりに褒められたライオン
『てつがくのライオン』
工藤直子 (文)
長新太 (絵)
哲学的になろうとするライオンのはなし。
工藤直子さんと長新太さんのコラボ絵本です。長さんの絵が素敵で、ほのぼのしちゃいました。
絵本『てつがくのライオン』あらすじ・評価
哲学はお腹がすく!?
哲学を好きになったライオン。彼は「てつがくてき」になろうとして・・・。
絵本『てつがくのライオン』感想文
「てつがくてき」になろうとするライオン。その姿が可愛く、ちょっぴり可笑しくて微笑んでしまいます。
ライオンにとっての哲学的とは

ライオンは「てつがくてき」になろうとします。
でも、ちょっと待って下さい!それってどういうことを指すんだろう?言葉を調べました。
哲学(人生・世界、事物の根源のあり方・原理を理性によって求めようとする学問。また、経験からつくりあげた人生観)に関するさま。また、事物や人生などの根本的なあり方を探究するさま。
尻尾を右にまるめて腹ばいになって座り、前足をそろえて首をのばし、右ななめ上を向くライオン。
私も右ななめ上を向いてみました。何となく自分が賢そうに見えるんじゃないかという気になります。これがライオンにとっての「てつがくてき」のようです。
哲学は肩がこるし、お腹がすく
深いなと思ったところ
日が暮れるまでずーっと同じ姿勢でいたライオンは ある事を悟ります。
哲学は肩がこるし、お腹がすく。
ずーっと同じ姿勢をしているんだから、当たり前じゃないかと思われるかもしれません。でもここが1番印象に残りました。
ライオンが自分でやってみて見つけ出した答えだから。
そのことを身をもって教えてくれたライオンを見直しました。
かたつむりに褒められたライオン
主人公は、かたつむりを信頼しているんです。哲学をやった時の様子を、かたつむりの前で再現します。
とても美しくて立派だと褒められて、嬉しくなったライオンが微笑ましい。
嬉しい言葉って何度も聞きたくなっちゃいますよね。私も褒められると、「えっ、もう1回言って」と催促しちゃいます。
褒められたライオンは、肩こりもお腹がすくのも忘れて「てつがく」になる。単純で可愛いです。



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