この記事に書かれていること
- 村上春樹さんの絵本『ふわふわ』あらすじと感想
- 共有する幸せ時間
- ぼくが学んだこと
絵本『ふわふわ』
村上春樹さん (文)
安西水丸さん (絵)
幸せって こういうこと!
村上春樹さんの絵本『ふわふわ』感想です。猫好きの、猫好きにはたまらない絵本。読んでいて幸せな気持ちになりました。癒される・・・。
ひだまりさん。
教科書にも掲載されているようですね。
『ふわふわ』あらすじ
幸せって こういうこと!
本の評価
おすすめ
かんどう
ほっこり
せつなさ
【あらすじ】
幸せって こういうこと! ふわふわした毛並みの猫が教えてくれる幸せとはどんなこと?
『ふわふわ』感想

猫好きな村上春樹さん。
村上さんの猫好き度がうかがえました。昔かっていた猫のようです。タイトルを見ただけでも、ほんのりとしてしまいます。
ふわふわ。
作者がとても猫を愛していることがわかるんです。ネコを思い出すとき、村上さんは温かで幸せな気持ちになるんだろうな。そしてほんの少しの切なさもあるのかもしれません。
素敵な思い出って、そんなものです。
ひだまりさん。
村上さんの思い出を少しだけおすそ分けしてもらいました。
共有する幸せ時間
私は犬も猫も飼ったことがないんです。・・・だから彼らたちと共有する幸せを知りません。きっとそれはこの本のように温かい時間。
思い描くだけで満ち足りた気分になります。ネコの横にごろりと寝ころんで、同じ時間を共有する。現実から切り離された空間のようですね。
ひつじくん。
想像するだけで心が温まる。
ぼくが学んだこと

絵本の主人公「ぼく」は、小さい頃の村上さんなのかな? ぼくが猫から学んだことが書かれていました。
1番好きなところ
幸せとは温かくて柔らかいことであり、それはどこまでいっても、変わることはないんだというようなこと
「いのちあるものにとって ひとしく大事なこと」。
人の温もりを感じたりすると安心しますよね。小さい頃お母さんに抱かれていたような心地よさです。たぶん子供でも大人でも その感覚は変わらないんじゃないかな。
優しい気持ちになれる絵本
『ふわふわ』は 優しい気持ちになれる絵本です。
こんな人にオススメ!
- 小さい頃にペットと一緒に過ごしていた人は、懐かしい気持ちになるかも。
- いま共有している人は、共感できてより愛しくなりそう。
- 私のように一度もペットがいなかった人でも、村上さんが感じた温かさを共有することができます。
ひだまりさん。
なんて素敵な絵本。愛に満ちていて 心地がよかったです。
他にもあります

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