ほっこり

急行「北極号」クリス・ヴァン・オールズバーグ/クリスマス絵本

急行「北極号」The Polar Express

(絵と文) C・V・オールズバーグ
(訳) 村上春樹

クリスマスが近づくと頭に浮かぶ絵本です。気にはなっていたけど、そう言えばまだ読んでいなかったんですよね。表紙が汽車の絵なので、なんとなく「銀河鉄道の夜」を連想します。

急行「北極号」あらすじ

クリスマス前夜のミステリー。

『急行「北極号」』
おすすめ
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【あらすじ】
クリスマスイブに現れたのは、ふしぎな汽車「北極号」だった。少年は、その汽車に乗りこみ・・・。

急行「北極号」感想

来月のシフトを作りながら Xmasも仕事だ・・・とため息。まだ少し早いですが、一足先にクリスマス気分を味わえちゃう物語でした。

子供の頃の気持ち

子供の頃のことを思い出しました。

イブの夜、サンタさんをひと目見ようとワクワクしながら寝ないで起きていたこと。(でも私の場合は知らずのうちに眠ってしまったのですが・・・) そして枕元にあったプレゼント!!

サンタクロースは、ちゃんと私の欲しいものを知っているんです。・・・もう味わうことの出来ない気持ちです。どうしてそんなことを思い出したのかというと、イブの夜が描かれているからです。

主人公の男の子が、私と同じように寝ないでサンタクロースを待っている。男の子の前に現れたのは、サンタクロースでもましてや鈴の音でもなく・・・、急行「北極号」でした。

「アート」な絵本

急行「北極号」が目指すのは、サンタクロースがいる北極点でした。

汽車の中には子供たちがたくさん乗っています。絵が素敵なんですよね。これはまさに「アート」です。

雪が舞う汽車の絵も素敵ですが、人の表情が豊かなのが良い。楽しい気持ちやガッカリした気持ちが伝わってきて、私も一緒に温かな気持ちになりました。文章は多くはないのですが、絵だけ見ていっても物語が想像できちゃいます。

それにしても。いいなぁ、私も乗りたいな。

イブの夜にサンタクロースのいるところまで汽車で行くの、素敵です。普段は地下鉄ばかり使っている私ですが、たまには汽車に揺られるのも良いなと思ってしまいました。

男の子が1番ほしいもの

やがて「北極号」は、サンタクロースのいる北極点に着きます。そこで男の子は、サンタさんからプレゼントを貰えることになったのですが・・・。

なんだと思いますか?男の子がいちばん欲しいもの。

クリスマスの思い出

この絵本を読んでいると、次から次へと記憶がよみがえってきます。

私がサンタさんに貰ったものはオモチャが多かった気がします。あまり記憶にないんですけどね・・・。でも1度、手紙が添えられていたことがあって、それがとても嬉しかったです。父がサンタさんのフリして書いてくれた手紙。プレゼントの内容は思い出せないのに、手紙のことだけはハッキリと覚えています。

・・・ありますか? クリスマスの思い出。

目新しい展開もなく、すごく感動するっていう絵本でもないんですがたくさんの思いに浸れました。サンタクロースを信じていたあの頃の気持ち、そして家族と過ごした温かな朝・・・。この絵本の魅力は、そういったことを再び感じれることにあるのかなと思いました。

サンタのそりの鈴の音

ちりんちりんと響く、サンタのそりの鈴の音。大人になった男の子の言葉が胸に響きます。もしかしたら私ももう聞こえないのかもしれません。聞こえたはずの鈴の音。

心から信じていれば、鈴の音はちゃんと聞こえる

サンタのそりの鈴の音。信じていれば私も聞こえたのかな?

私もいい大人になってしまったけど、子供の頃に感じた純粋な気持ちを忘れずにいたいなと思いました。

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ひだまりさん。
ゆるりと本をよんでいます。ミステリー、ホラー、SF、ファンタジー、何でもよみます。ほとんど小説、ときどき絵本。→ 詳しいプロフィールはこちら

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