- 急行「北極号」絵本のあらすじと感想
- 子供の頃の気持ち
- 「アート」な絵本
- 男の子が1番ほしいもの
- クリスマスの思い出
- そりの鈴の音
急行「北極号」The Polar Express
(絵と文) C・V・オールズバーグ
(訳) 村上春樹
クリスマスが近づくと頭に浮かぶ絵本。気にはなっていたけど、そう言えばまだ読んでいなかったんですよね。表紙が汽車の絵なので「銀河鉄道の夜」を連想しました。
急行「北極号」あらすじ・評価
クリスマス前夜のミステリー。
クリスマスイブに現れたのは ふしぎな汽車「北極号」だった。少年は その汽車に乗りこみ・・・。
急行「北極号」ネタバレ感想文
まだ少し早いですが、一足先にクリスマス気分を味わえちゃう物語でした。
子供の頃の気持ち

『急行「北極号」』を読みながら、子供の頃のことを思い出しました。
イブの夜、サンタさんをひと目見ようとワクワクしながら寝ないで起きていたこと。そして枕元にあったプレゼント。
サンタクロースは私の欲しいものを知っているんですよね。・・・もう味わうことの出来ない気持ちです。
イヴの夜
主人公の男の子が寝ないでサンタクロースを待っていました。男の子の前に現れたのは サンタクロースでもましてや鈴の音でもなく、急行「北極号」です。
「アート」な絵本
急行「北極号」が目指すのはサンタクロースがいる北極点。
汽車には子供たちが乗っています。絵が素敵なんですよね。これはまさに「アート」。絵だけ見ていっても物語が想像できました。
雪が舞う汽車の絵も素敵だけど、人の表情が豊かなのが良い。楽しい気持ちやガッカリした気持ちが伝わってきて温かな気持ちになります。
イブの夜にサンタクロースのいるところまで汽車で行くの、素敵です。普段は地下鉄ばかり使っているから、たまには汽車に揺られるのも良いですね。
男の子が1番ほしいもの
やがて「北極号」はサンタクロースのいる北極点に着きます。男の子は、サンタさんからプレゼントを貰えることになったのだけど・・・。
クリスマスの思い出がよみがえる

次から次へとクリスマスの記憶がよみがえってきました。
サンタさんに貰ったものはオモチャが多かった気がします。1度、手紙が添えられていたことがあって、とても嬉しかったのを思い出しました。
父がサンタさんのフリして書いてくれた手紙。プレゼントの内容は思い出せないのに、手紙のことだけはハッキリと覚えています。
目新しい展開もなく、感動するっていう絵本でもないけど、たくさんの思いに浸れました。
サンタクロースを信じていたあの頃の気持ち、そして家族と過ごした温かな朝・・・。この絵本の魅力は、そういったことを再び感じれることです。
そりの鈴の音
聞こえたはずの鈴の音
ちりんちりんと響く、サンタのそりの鈴の音。大人になった私にはもう聞こえないのかもしれません。
心から信じていれば、鈴の音はちゃんと聞こえる
私もいい大人になってしまったけど、子供の頃に感じた純粋な気持ちを忘れずにいたいです。
CGアニメ映画『ポーラー・エクスプレス』
『急行「北極号」』を元に描かれたCGアニメ映画『ポーラー・エクスプレス』をみました。
絵本とはまたちがった雰囲気。華やかでユーモアたっぷりに描かれた映像でした。


