- 安房直子さん絵本『青い花』あらすじと感想文
- 本の魅力、色の表現について
- まごころを込めて作るということ
- 絵本から学ぶこと
ふしぎな青い傘。
安房直子さん『青い花』です。図書館で借りてきました。安房直子さんの絵本のレビューです。
『青い花』簡単なあらすじ
安房直子×南塚直子
傘屋の主人は、ある日、小さな女の子に出会います。彼女に青い傘を作りました。それから不思議なことが・・・。
『青い花』感想文
安房さん『青い花』。絵は南塚直子さんが描かれています。ホンワカした優しいタッチに癒されますね。
文字で描く色彩
安房さんが描く本の魅力に色の表現があります。
青い空や雨あがりの青い空に似た青。目を瞑って、海の色や雨上がりの青い空の色を思い浮かべました。
安房さんの本の影響で、青い色がとても好きになりました。今まで読んだ本にはよく「青」が登場します。
『きつねの窓』や『空色のゆりいす』『夢の果て』そして『青い花』。安房さんの物語を心に思い浮かべると色彩も同時に思い浮かんでくるんです。
自分の身近にある色なのですんなりと浸透しました。本で描かれている情景も見えてきて、それが心地よい。不思議な感覚です。
大切なこころ
『青い花』は最後に物悲しさが残る物語です。
少女に青い傘を作ってあげた日から、青い傘は流行りはじめるけれど・・・。彼は忙しさに追われて一番大切なことを忘れていたのです。
まごころを込めて作るということ。
一番大切なこと。それもまた少女が気付かせてくれました。若者と少女の出会いは必然だったのですね。
ひとつひとつ真心を込めて丁寧に・・・。
絵本から学ぶこと
本を読むと様々な気持ちを体験できて想像することの楽しさが味わえる。
安房さんが描く不思議な世界では、戻って来るときに楽しさや切なさ、悲しさがあったりします。
絵本から学ぶこともたくさんありますね。人として大切なことに気づいて、時々はっとしたりします。
たまには絵本を読んで、自分の過去の行いを振り返ってみるのも良いかもしれません。


