この記事に書かれていること
- 岩崎ちひろさんの絵本『あめのひのおるすばん』あらすじと感想文
- おるすばんの記憶
- とつぜん鳴り響くベルの音
ほっこりと可愛い絵本。
岩崎ちひろさんの絵本『あめのひのおるすばん』感想です。淡くて繊細で、どこか懐かしくて小さい頃を思い出しました。ちひろさんの絵が好きです。
ひだまりさん。
懐かしさを感じる絵本だよ。
『あめのひのおるすばん』あらすじ
ちひろさんが描く絵本
あらすじ
雨の日のお留守番。岩崎ちひろさんが描く繊細な絵と文。幼い頃の記憶がよみがえってくる絵本。
『あめのひのおるすばん』感想文
小さな頃、1人でお留守番をしたことありませんか?
絵本『あめのひのおるすばん』を読むと、その時の不安な気持ちや人恋しさが心をよぎるんです。
ひつじくん。
小さな頃は、雨の日にひとりだと不安になったものだ。
おるすばんの記憶

『あめのひのおるすばん』は、女の子が雨の日にお留守番をするお話。
ストーリーというストーリーはないけれど、心細い気持ちなどが絵や文を通して伝わってきました。
誰もいない家で、お母さんを待つ心細さ。
晴れの日ならまだしも雨の日だから、よけい寂しさが増しますね。ピアノを弾いてみたり、窓に願いごとを描いてみたり・・・。
淡いタッチの絵を見ていると、心がしんと静まってくるような感じがしました。
とつぜん鳴り響くベルの音
突然、電話が・・・。
電話のベル。子供の頃、大きな音にビクっとしたのを覚えています。誰かがいる時は怖くないけど、1人の時は怖かった。
今でも突然大きな音がするとびっくりして怖くなったりします。・・・私ってあまり変わってないのかも。
雨に浮かぶお魚。ぬれているお花。雨の日は、晴れの日には見えない不思議が見える。女の子が考えるのはお母さんのことばかりてす。
ひだまりさん。
ちひろさんの絵は寂しげで、女の子の心がそのまま現れているんだ。
言葉は少なめたけど、絵を見ると気持ちが伝わってくるんですよね。
あっ おかあさん
おかあさんが帰ってきた時のイラストが素敵でした。
少女の嬉しい気持ちがひと目でわかります。お母さんに話したいことがたくさんありそう。最後の言葉がかわいいんですよね。思わず微笑んでいました。
ひつじくん。
ちひろさんが描くこどもは可愛い。

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