ミステリー・サスペンス

『変身』東野圭吾【あらすじと感想】自分が自分でなくなっていく

人格が徐々に変わっていく―。

『変身』あらすじ

自分が自分でなくなっていく恐怖。

『変身』
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【あらすじ】
不慮の事故に巻き込まれて重症をおった成瀬純一。世界初の脳移植手術が行われたが、徐々に性格が変わっていく・・・。

『変身』感想

すでに何回か読んでいる『変身』ですが、読む度に考える事があります。

脳移植後の人格のこと。

この小説の肝となるものです。

成瀬純一は脳移植後に少しずつ人格が変わっていきます。本人の意図しないところで・・・。

脳移植したら、元の持ち主の性格や嗜好などが影響する? 以前の自分ではいられなくなる?

ひだまりさん。
ひだまりさん。
ある程度はドナーの影響を受けるのかなと思います。

脳移植は考えるだけでゾッとします。
脳は記憶を司るところなので自分が自分でなくなってしまうような不安。この本の主人公のように、まるっきり人格が変わってしまい凶暴になったりすると怖いですよね・・・。

心臓移植の場合は、移植前と移植後では嗜好が変わったなどの例は多くあるみたいです。

でもそれくらいなら、すんなり受け入れられそうです。成長していく過程で食べ物の好みや考え方などが変わるのは、誰もが経験しているだろうし。

心臓移植後にドナーと同じ嗜好になったという声もあるようです。中にはドナーの記憶までも共有して事件が解決した例もあったとか。

・・・不思議ですね。科学的には根拠はないようです。でも有り得るんだろうなと思っちゃいます。

『変身』は 主人公が徐々に凶暴化していく過程が怖かったです。

なんという悲劇・・・。最後に一瞬、成瀬純一に戻ったのが救いですね。脳移植なんて、するもんじゃないと思いました。

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ひだまりさん。
ゆるりと本をよんでいます。ミステリー、ホラー、SF、ファンタジー、何でもよみます。ほとんど小説、ときどき絵本。→ 詳しいプロフィールはこちら

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