- 読むならコレ!東野圭吾おすすめ小説を厳選して紹介
- 東野圭吾 小説の魅力
最高に面白い!東野圭吾おすすめ小説
かなりの数、東野作品を読んできた ひだまりさん。が 東野圭吾さんのオススメ小説を厳選しました。
- 超おすすめ
- イチオシ☆ミステリー
- 異色のラブストーリー&SF・ヒューマン
・・・の順に紹介しています。最後は 東野圭吾さんの小説の魅力を熱く語っていますので、そちらもどうぞ。
もくじ
【超おすすめ】読むならコレ!東野圭吾の絶品小説
問答無用で読むべき絶品小説です。これを読まずにして東野圭吾は語れない!【超おすすめ】4冊を厳選しました。
手紙
加害者の家族を描いた小説
月に一度、強盗殺人の罪で服役中の兄・剛志から 弟・直貴のもとに手紙が届く。しかし、ことある事に「強盗殺人犯の弟」というレッテルをはられ・・・。
映画にもなっている『手紙』。加害者の弟にスポットを当てた小説です。兄が犯した罪なのに、差別は弟・直貴や彼の妻、子どもまで及んでしまいます。でも 犯罪を犯すということは こういう結果をもたらすことだと身に染みました。

白夜行
本もドラマも映画もオススメ!
大阪にある廃墟ビルで発見された男は、質屋を営む桐原亮司の父親だった。やがて事件は迷宮入りする。
『白夜行』も映像化されていますね。小説はもちろん、ドラマと映画もオススメです。映画の方が小説に近いと感じました。その理由は心情です。
だから雪穂と亮司がつるんでいないかのように感じる。逆にドラマは心情がたくさん描かれていて ボロボロ泣きました。小説、映画、ドラマともに良作。

流星の絆
3兄妹の絆を感じる物語
両親を惨殺されてから、14年後。3兄妹は助け合いながら生きていた。そんなある時、妹・静奈は資格詐欺に引っかかり・・・。
問答無用にオススメ。面白いので 読んでなければ読んでおきたい作品。両親を惨殺された3兄妹が、一致団結して犯人を突き止めるストーリーです。宮藤官九郎さんが手がけたドラマはコメディー感が強く、小説は もうちょっと重めでした。

超たぬき理論 (怪笑小説より)
バカバカしさは正義!
「タヌキには超能力がある!UFOの正体は文福茶釜である!」という説に命をかける男の話。
短編集『怪笑小説』に収められている1話 「超たぬき理論」 です。タヌキに情熱を捧げた1人の男の物語。この短編のすごさは、”バカバカしい = 面白い” が成り立つこと。くだらないけど笑える。作家・東野圭吾の凄さを実感した小説です。東野圭吾さん、天才。

【イチオシ】東野圭吾ミステリー小説 (どんでん返しあり)
上の4冊を読んだら、次はこちら。間違いなく面白いイチオシ☆ミステリー小説です。
虚ろな十字架
テーマは死刑制度
中原道正・小夜子夫妻は一人娘を殺害した犯人に死刑判決が出た後、離婚した。数年後、小夜子が刺殺されるが、すぐに犯人が捕まった。中原は 別れた妻が死刑廃止反対を訴えていたと知る。
わりと重めなミステリー小説『虚ろな十字架』。テーマは死刑制度です。答えの出ない問いですが深い。読み応えたっぷりでした。東野作品は 重めテーマでも読みやすいのが魅力です。しっかりと心に響く。読んで損はない1冊。

悪意
加賀恭一郎シリーズ
人気作家・日高邦彦が殺された。刑事・加賀恭一郎は見事な推理で犯人に目星をつけるが・・・。
加賀恭一郎シリーズです。それだけでも読む価値あり。加賀さんの教師時代のエピソードも描かれています。犯人が早めに判明するのですが、その後の展開に目を見張りました。
ホワイダニットの方に重点を置いていました。加賀さんの推理がすごい。「悪意」 というタイトルがピッタリな小説です。

容疑者Xの献身
ガリレオシリーズ
これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。
ガリレオシリーズ長編小説、映画にもなりました。第134回直木賞受賞作です。ガリレオシリーズは短編も面白いですが、長編だと読み応えがありますね。ミステリー好きにオススメの1冊です。映画も良かったので両方楽しめます。
【異色】東野圭吾ラブ&SF・ヒューマン小説
ミステリーだけじゃない!東野圭吾さん、異色のラブ&SF小説。こちらも面白かったのでオススメです。
変身
自分が自分でなくなっていく恐怖
不慮の事故に巻き込まれて重症をおった成瀬純一。世界初の脳移植手術が行われたが、徐々に性格が変わっていく・・・。
映画にもなりました。脳移植をした主人公・成瀬純一の性格が徐々に変わっていく恐怖。まさに 「変身」 です。脳移植したら元の持ち主の性格や嗜好などが影響するのか。以前の自分ではいられなくなるのか。

片想い
ジェンダーを描いた長編ミステリー
哲朗は10年ぶりに、かつての仲間と再開した。でも女性であるはずの彼女は男の姿だった・・・。
テーマはジェンダー。東野圭吾さん、社会テーマを扱うと逸品ですね。タイトルの意味が深くて感嘆しました。
ジェンダー、性同一性障害、半陰陽・・・。彼らの 「片想い」 が切実です。美月の理沙子への切ない恋心、殺された戸倉の一方的な想いも描かれていました。ラブストーリーとしても、ミステリーとしても楽しめる1冊です。

パラレルワールド・ラブストーリー
異色のラブストーリー
崇史は、親友・智彦の彼女を好きになってしまった。彼女を手に入れるために、崇史がとった行動は・・・。
主人公・崇史が親友・智彦の彼女を好きになってしまう切ないラブストーリー。「記憶」と「現実」が交互に描かれていて、パラレルワールド気分も味わえます。
もしも 記憶が不確かなものだったら? 私が私でなくなってしまう恐怖を感じました。

パラドックス13
東野圭吾さんのSFミステリー
13時13分からの13秒間、地球は“P‐13現象”に襲われるという。何が起こるか、論理数学的に予測不可能。その瞬間―目前に想像を絶する過酷な世界が出現した。なぜ我々だけがここにいるのか。生き延びるにはどうしたらいいのか―。
東野圭吾さんのSFは新鮮です。さすが、面白い。しっかりミステリー感も味わえました。ボリューミーな1冊ですが、読むと止まらなくなります。
クスノキの番人
人々の思いが交差するクスノキ
玲斗は 不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまう。そこへ突然弁護士が現れ、依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。千舟と名乗るその女性からクスノキの番人を任されることに・・・。
人々の思いが交差するクスノキをめぐる感動作。ほっこりと泣けました。言葉で伝えきれないこと。でも言葉がなくても伝わる思いもあるんですよね。ラストに号泣しました。

東野圭吾 小説の魅力
- 読みやすい
- テーマが深い
- キャラが良い
- 映像も楽しめる作品が多数
読みやすいのが東野小説。
重めミステリーでも、切ないラブストーリーでも、笑えるコメディでも。わかりやすいし 難しい言い回しがないから飽きずに読める。
あまり本を読まない人も読みやすい。読書初心者にもオススメです。
テーマが深い。
紹介した本だと、ジェンダー、兄妹の絆、加害者の家族、脳移植など・・・。重めテーマは いろいろと考えるきっかけになります。
それも面白いんですよね。
キャラに味がある。
小説ってキャラが大事です。個性的だったり、人間味を感じられたり・・・。
東野小説は キャラが良いですね。ガリレオ、加賀さんをはじめ、「超たぬき理論」 の男だったり、「流星の絆」 の3兄妹、「白夜行」 の雪穂と亮司、「片想い」 の美月。
どのキャラにも 自然と感情移入ができる。
映像作品が多数ある。
映像化された作品が多数あるのも魅力。また違った視点で物語を楽しめるのが嬉しいです。
特に 「白夜行」 ドラマは 号泣しました。小説では一切描かれていなかった雪穂と亮司の心情がメインで描かれていて。




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