ヒューマン・ラブストーリー

素敵な家族と医師の絆【あらすじと感想】『神様のカルテ2』夏川草介

この記事に書かれていること
  • 夏川草介さんの小説『神様のカルテ2』あらすじと感想
  • 『神様のカルテ2』は家族の物語
  • 医師が抱える背景
  • 大狸と古狐の約束

素敵な家族と医師の絆の物語。

夏川草介さんの小説『神様のカルテ2』感想です。止めどなく涙があふれました。休みの日に一気に読んで良かった。仕事の休憩中だと、私の顔、酷いことになっていたと思います。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
泣けます。

『神様のカルテ2』あらすじ

深く悲しい物語。

本の評価

おすすめ
かんどう
いがいさ
サクサク

【あらすじ】
本庄病院の内科医・栗原一止は激務に追われていた。そんな時、かつての同級生・進藤辰也がやってくる。副部長の病気までも発覚して・・・。

『神様のカルテ2』感想

夏川さんは現役のお医者さんなんですね。夏川さんが描く『神様のカルテ2』は 深く悲しいお話でした。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
感動します。

『神様のカルテ2』は家族の物語

それぞれの家族に焦点があてられていました。

イチさんの家族、進藤先生の家族、そして古狐先生の家族・・・。

イチさんの妻君・ハルさんがとても好きです。実によくできた奥さんなのです。ハルさんの魅力が存分に描かれていました。

「24時間365日対応」の本庄病院で働く医師たちはみんな不眠不休。そんなイチさんを心から支える姿がいじらしい。

そしてもう一組の家族。着任早々、悪評がたってしまった進藤先生の抱える問題には心が痛みました。

不眠不休の医師が抱える背景

不眠不休で働く医師の悲痛な叫びが描かれていました。

ひつじくん。
ひつじくん。
夏川さんが描く医師の現状は凄まじいね。リアル感が伝わってきたよ。

進藤先生は家族をも犠牲にして働かなければいけない現状に異を唱えます。進藤先生の悲痛な叫びには肯けるものがありました。医者である前に一人の人間なんです。

進藤先生を諭すように言ったイチさんの言葉が印象的でした。

「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ」

セオドア・ソレンソンという人の言葉。自分に恥ずかしくない仕事をしていきたい、最善を尽くすということを常に心掛けている現役医師の夏川さんの想いが伝わってきました。

ひだまりさん。
ひだまりさん。
現役のお医者さんが言うと心に響きますよね。

大狸と古狐の約束

この町に、誰もがいつでも診てもらえる病院を

硬い絆で結ばれた大狸先生と古狐先生の約束は 過去の辛い経験からくるものでした。この病院に対する2人の真摯な想いが現れています。

深く悲しい物語

『神様のカルテ2』が深く悲しい物語だと感じた理由は 1組の患者の死と古狐先生の発病にありました。

一番涙でひどい顔になったであろう場面です。

そしてイチさんの「良心に恥じぬということだけが、我々の確かな報酬だ」に基づいた治療には胸が熱くなりました。

治すだけが治療じゃない。常に最善を尽くそうとするイチさんは素敵です。悲しいながらも最後はほんの少し救われました。

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