【新井素子】おすすめ小説|まずはコレ!初心者も読みやすくて面白い本を厳選
新井素子さんのホラー小説を紹介。初心者も読みやすくて面白い本を集めました。
ヒヤリ感がクセになる!?
新井素子さんの絶品SFホラー小説を紹介します。新井さんの作品は、学生の頃にはじめて読んで衝撃を受けました。好きな作家さんのひとりです。
ヒヤリ感がクセになるイチオシ小説。
独特な文体で読みやすさは人それぞれだけど、面白かった作品を集めました。読書の参考にどうぞ。
実際に読んだ本だよ。
【新井素子】絶品ホラー小説|まずはコレを読もう!
まずは、新井素子さんの衝撃作(←勝手にそう思っている)を2冊ご紹介します。まだ読んでいなければ、とりあえず先に読んでおきたい作品。
これだけは読もう!
『おしまいの日』
最後に世界が一転する!?
結婚7年目を迎えた三津子と忠春。幸せな日々を過ごしていた。仕事で忙しい忠春を心配する三津子だったが、少しずつ日常が狂い始めるのだった・・・。
『おしまいの日』は、夫に依存する妻が描かれたホラー小説です。徐々に精神を病んでいく妻・三津子が気の毒で、ちょっぴり怖くもありました。でもラストまで読むと「ん?」と疑問がわきあがってくるんですよね。
ラストの展開で世界が一転!
このラストがすごいんです。何とも煮え切らない読後感ではあるものの、やられた!・・・という感じでした。
この感覚、ぜひ本を読んで味わってみてほしい。
『ひとめあなたに…』
地球最後の1週間!?
ある日、突然、恋人から別れを告げられた圭子。そして「地球に隕石が衝突する」という報道が流れた。圭子は彼に会いに徒歩で練馬から鎌倉へ。道中、狂った様々な人たちと出会うのだった・・・。
『ひとめあなたに…』は、地球最後の1週間を描いたクレイジーな小説。隕石が地球にぶつかる設定はSFのようだけど、これはまぎれもなくホラーです。彼に会いに徒歩で練馬から鎌倉へ。その道中で出会う人々が狂ってるんですよね。
「チャイニーズスープ」の章がインパクト大。
一度読んだら忘れられないくらいの衝撃を受けました。ただひとつ気をつけてほしいのは、絶対シチューの日には読まないで下さい。
美味しく食べられないかも・・・。
【新井素子】イチオシ小説|初心者にもおすすめ
続きまして、長編だけど読みやすい新井素子さんの小説をピックアップしました。面白いので読みましょう。
おすすめだよ。
『チグリスとユーフラテス』
なぜ母は私を産んだのか
惑星ナインへ移住した人々。彼らは人工子宮を繰り返すことで繁栄したが、衰退の一途をたどる。ついに最後の子供、ルナが誕生した―。
長編『チグリスとユーフラテス(上下巻)』は、ヒヤリとするSF小説。惑星ナインへ移住した人々が衰退の一途をたどるなか、ついに最後の子ども・ルナが誕生してしまうんです。
人類が彼女に望んだのは残酷なこと。
最後の子どもが生まれると、こうなるのか。・・・と、狂った世界観にギョッとしました。ルナを通して生きる意味を考えたくなる一冊です。
なかなか深い小説だったよ。
『グリーン・レクイエム』
SFファンタジー
幼いころに迷い込んだ山奥の洋館。そこで出会った、すいこまれるように深い緑の髪の少女に、信彦は心を奪われる。やがて時を経て再び少女―明日香に会ったとき、彼女に課せられた運命が二人をのみ込もうとする。
新井さんというと、私の中ではヒヤリとする物語が多いイメージなんだけど・・・。『グリーン・レクイエム』はホラー感がなくて読みやすい一冊でした。初心者にもおすすめなSFファンタジーです。
愛する人が人間じゃなかったら?
・・・という、ちょっぴりシビアな恋愛模様が描かれていて切なくなるんですよね。独特な世界観が魅力です。
学生のときに読んでハマった作品なんだ。
『くますけと一緒に』
くますけは悪のぬいぐるみ!?
ぬいぐるみの「くますけ」を片時も離すことができない成美は、事故で両親を亡くし、ママの親友の裕子さんに引き取られる。裕子さんは成美にとても優しいけれど、くますけ以外は信じることができない成美は…。
『くますけと一緒に』は、子どもの視点で描かれたホラー小説です。小学4年生の成美は、ぬいぐるみの「くますけ」を手放せない女の子。いつも何をするにも「くますけ」と一緒でした。
成美と裕子さんの心理描写が怖くて絶妙。
成美や、彼女を引き取った裕子さんの気持ちがたくさん描かれてるんですよね。どちらにも寄り添えて、新井さん独特の怖さがありました。「くますけ」が悪のぬいぐるみに思えたりもして怖さ倍増です。
けっこうインパクトある物語だった。
【新井素子】おすすめ小説まとめ
新井素子さんのおすすめ小説をいくつかご紹介しました。まだ読んでなければ、ぜひ。
- 『おしまいの日』
- 『ひとめあなたに…』
- 『チグリスとユーフラテス』
- 『グリーン・レクイエム』
- 『くますけと一緒に』
新井さんの本は、ハマればハマるよ。