第1部、第2部の時系列を解説
田中芳樹さんの小説『アルスラーン戦記』全16巻の詳しい年表・時系列、パルス歴史の流れを解説しています。

今回は王都だけでなく、小説全16巻、王太子アルスラーンの歩んできた道、その期間に起きたことを詳細にまとめています。
『アルスラーン戦記』第1部 年表(時系列、パルス歴史)解説|王都炎上~奪還まで

まずは『アルスラーン戦記』全16巻中、第1部7巻までの年表・時系列です。
パルス歴320年10月 アトロパテネの会戦~321年9月 国王アルスラーン即位までが第1部です。
ルシタニア軍にパルス軍が惨敗(アトロパテネの会戦)、王都エクバターナが炎上し奪われ、奪還までは約1年間の出来事でした。
- 「王都炎上」
- 「王子二人」
- 「落日悲歌」
- 「汗血公路」
- 「征馬孤影」
- 「風塵乱舞」
- 「王都奪還」
1~3巻 年表・時系列|「王都炎上」「王子二人」「落日悲歌」
第1部 「王都炎上」、「王子二人」、「落日悲歌」 3巻までの年表・時系列、パルス歴史です。
アルスラーン誕生~アトロパテネの会戦まで
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パルス歴 306年アルスラーン誕生アンドラゴラス王とタハミーネ王妃との間に王子誕生
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パルス歴 311年アルスラーン王太子アルスラーン王子を正式に王太子とする
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パルス歴 315年3カ国パルス侵入3カ国 (トゥラーン、シンドゥラ、チュルク) 連合軍がパルスに侵入。ナルサスの策略により内部崩壊。パルス、連合軍を撃破
ここまではざっくり。第1巻 「王都炎上」 は、パルス歴320年10月 アトロパテネの会戦よりスタートします。
①「王都炎上」~③「落日悲歌」
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パルス歴 320年10月アトロパテネの会戦パルス軍 VS ルシタニア軍&ヒルメス。ヴァフリーズ死す。国王アンドラゴラス三世、捕虜となる
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王都エクバターナ炎上・陥落王都エクバターナ、ルシタニア軍に奪われる
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城塞カシャーンへアルスラーン、城塞カシャーンへ。カシャーン城主ホディール卿死す
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ペシャワール城塞へアルスラーン、ペシャワール城塞へ
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パルス歴 320年冬シンドゥラ軍、ペシャワール城侵攻ラジェンドラ (シンドゥラ軍) VS アルスラーン。アルスラーン勝利 → シンドゥラ王子ラジェンドラ捕虜、盟約を結ぶ
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パルス歴 321年グラジャラート城塞陥落シンドゥラ国グラジャラート城塞、アルスラーンにより陥落
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パルス歴 321年2月シンドゥラ国王子二人の闘いガーディヴィ VS ラジェンドラ (&アルスラーン)
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神前決闘 (アディカラーニャ)ダリューン VS バハドゥール → ダリューンの勝利。バフマン老死す
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ラジェンドラ国王に即位シンドゥラ国王カリカーラ死す。ラジェンドラ王子、シンドゥラ国王に即位。兄ガーディヴィ死す
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パルス歴 321年3月ヒルメス、聖堂騎士団討伐ルシタニア軍分裂。ヒルメス、ザーブル城にて聖堂騎士団討伐 (→ 大司教ボダン、マルヤムへ逃亡)
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パルス歴 321年3月末「奴隷制度廃止令」アルスラーン、「奴隷制度廃止令」 を掲げる
アトロパテネの会戦でパルス軍が敗退。ダリューンとともに生き延びたアルスラーンは、ナルサスを頼って追手から逃れます。
彼はアルスラーンを解放王に導いた人物。シンドゥラ国王子ラジェンドラを罠に嵌めたのはすごかったです。
4~6巻 年表・時系列|「汗血公路」 「征馬孤影」 「風塵乱舞」
第1部4~6巻 「汗血公路」、「征馬孤影」、「風塵乱舞」 までの年表・時系列、パルス歴史です。
④「汗血公路」~⑥「風塵乱舞」
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パルス歴 321年春パルス軍、ペシャワール城に集結ペシャワール城にて、アルスラーンの元へ兵が集結 (ルーシャン、ザラーヴァント、イスファーン、トゥースなど)
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パルス歴 321年5月王都エクバターナへ出陣アルスラーン、王都エクバターナへ出陣。ギーヴとの別れ
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チャスーム城陥落チャスーム城、アルスラーンにより陥落
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聖マヌエル城陥落聖マヌエル城、アルスラーンにより陥落。エトワールと出会う
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王都エクバターナ立てこもり事件捕虜になっていたアンドラゴラス三世、ルシタニア王弟ギスカールを人質に立てこもる (王都エクバターナにて)
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ペシャワール城進撃トゥラーン軍がペシャワール城進撃。アルスラーン、引き返す
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デマヴァント山ギーヴ、デマヴァント山でヒルメスと一騎打ち → ペシャワール城に引き返し、アルスラーンと合流
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パルス歴 321年6月パルス国王帰還国王アンドラゴラス三世&王妃タハミーネ、自力でペシャワール城に帰還
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アルスラーン追放王太子アルスラーン追放 → ダリューン、ナルサス、ギーヴ、ファランギース、エラム、アルフリード、ジャスワント、アズライール (鷹)、アルスラーンの元に集結。ギランの港町へ
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パルス歴 321年7月王都エクバターナに進軍アンドラゴラス三世、王都エクバターナに進軍 (VS ルシタニア軍)
アルスラーンが「奴隷制度廃止令」を掲げたことで 多数の兵が集まりました。そして王都エクバターナに向けて出陣します。その道すがら、チャスーム城と聖マヌエル城を攻めて陥落。
聖マヌエル城を攻めたのはナルサスの臨機応変の策略によるものでした。そしていざ王都へと思っていたら、ペシャワール城がトゥラーン軍に襲われる。
アルスラーンは引き返します。ペシャワール城を守ったところまでは良かったけど、国王アンドラゴラス三世が帰還してアルスラーンは追放に・・・。
でもダリューンやナルサスなど7人+1羽の仲間たちがアルスラーンを追いかけてきたのには泣けました。
7巻 年表・時系列|「王都奪還」
第1部7巻 「王都奪還」 の年表・時系列、パルス歴史です。
⑦「王都奪還」
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パルス歴 321年8月サハルード平原の会戦アンドラゴラス三世 (パルス軍) VS 王弟ギスカール (ルシタニア軍) → パルス軍勝利
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王都エクバターナ奪還ヒルメス、横から王都エクバターナ奪還
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アトロパテネの会戦再びアルスラーン (パルス軍) VSギスカール (ルシタニア軍)。ギスカール、マルヤムへ落ちのびる
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デマヴァント山アルスラーン、デマヴァント山で宝剣ルクナバード入手
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パルス暦 321年8月ヒルメス、パルス国王に即位
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王都奪還の争いアンドラゴラス三世 VS ヒルメス VS アルスラーン。王都エクバターナにてパルス人同士の争い。
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パルス暦 321年8月25日二王墜死の塔 (ターヤミーナイリ) 事件アンドラゴラス三世、イノケンティス七世 (ルシタニア国王) 死す。ヒルメス、マルヤム王女イリーナと共に落ちのびる
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パルス歴 321年9月アルスラーン国王に即位
パルス歴321年8月 サハルード平原の会戦でルシタニア軍に勝ったアンドラゴラス三世。西にはヒルメス王子が、南にはアルスラーンが迫っていました。
ヒルメスが横から王都を奪還。
王都から逃げてきたルシタニア軍をアルスラーンが追います。アトロパテネの会戦再び。生かされた王弟ギスカールはマルヤムへ落ちのびる。
王家の血をひいていないと知った彼は宝剣ルクナバードを求めてデマヴァント山へ。
そして二王墜死の塔(ターヤミーナイリ)事件を経て、パルス歴321年9月 アルスラーンは国王となるのです。

『アルスラーン戦記』第2部 年表(時系列・パルス歴史)解説|蛇王ザッハーク復活

『アルスラーン戦記』第2部は、18歳になった国王アルスラーンが描かれています。
国王に即位したのがパルス歴321年9月、アルスラーンが15歳のとき。それから3年後のパルス歴324年9月、アルスラーンは18歳になりました。
- 仮面兵団 (8巻)
- 旌旗流転 (9巻)
- 妖雲群行 (10巻)
- 魔軍襲来 (11巻)
- 暗黒神殿 (12巻)
- 蛇王再臨 (13巻)
- 天鳴地動 (14巻)
- 戦旗不倒 (15巻)
- 天涯無限 (16巻)
8~9巻 年表・時系列|「仮面兵団」 「旌旗流転」
第2部8~9巻 「仮面兵団」 「旌旗流転」 までの年表・時系列、パルス歴史です。
第2部 ギスカール、マルヤム国王即位まで
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パルス歴 321年秋ギスカール、マルヤムへ
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パルス歴 323年秋ザカリヤの戦い教皇ボダン VS ギスカール → ギスカールの勝利、ボダン逃げ延びる
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パルス歴 324年マルヤム国、南北に二分する北→ボダンの統治、南→ギスカールの統治
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パルス歴 324年1月ギスカール、マルヤム国王に即位
⑧「仮面兵団」~⑨「旌旗流転」
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パルス暦 324年9月29日国王アルスラーン即位記念日国王アルスラーン、18歳の誕生日であり、3回目の即位記念日
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ミスル軍、パルスに侵攻ミスル国王ホサイン三世、夜半にディジレ河を渡り、パルス領内侵攻 → パルス軍、これを退ける
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10月15日鉄門の戦いチュルク国、パルスとシンドゥラの国境カーヴェリー河の上流に攻めこむ → パルス軍の勝利
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12月15日ゴラーブ将軍をチュルクに送還ギーヴ、エラム、ジャスワント、ゴラーブ将軍を伴いチュルク国へ
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パルス歴 325年2月仮面兵団、シンドゥラ国に侵攻チュルク国ヒルメス率いる仮面兵団、シンドゥラ国に侵攻。アルスラーン、シンドゥラの救援に向かう
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ザラフリク峠の戦い (パルス軍 VS チュルク軍)
- チュルク軍、コートカプラ城に立てこもる
- パルス軍、コートカプラ城をチュルク軍から奪回。仮面兵団を待ち伏せる
- ダリューン VS ヒルメス → ヒルメス逃げる
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パルス歴 325年3月ミスル国にいたザンデ、ディジレ河にて死す
『アルスラーン戦記』8、9巻では、ミスル国、チュルク国との戦いが描かれていました。どちらもナルサスの策略によりパルス軍の勝利。
- ミスル国→国王ホサイン三世&シャガード
- チュルク国→国王カルハナ&仮面兵団率いるヒルメス
ミスルとチュルクに2人のヒルメスが登場します。もちろん片方は偽者。ミスルに現れた顔に傷を負った男は、かつてナルサスの友人だったシャガードです。
シャガードをヒルメスだと思わされ仕えるも、途中で偽者だと気づき殺されてしまう。
第1部では度々ダリューンの元に現れるザンデがウザイと思ったけど、この展開は切なかったです。
10~12巻 年表・時系列|「妖雲群行」 「魔軍襲来」 「暗黒神殿」
第2部 10~12巻 「妖雲群行」 「魔軍襲来」 「暗黒神殿」 までの年表・時系列、パルス歴史です。
⑩「妖雲群行」~⑫「暗黒神殿」
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パルス歴 325年6月デマヴァント山封鎖イスファハーン、ジャスワント、クバード、トゥース、メルレイン、デマヴァント山へ
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ヒルメス王子、ミスル国へヒルメス王子、自らをクシャフールと名乗る
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ファランギース、アルフリード、オクサスへオクサスの領主ムンズィル卿を訪ねる → ナーマルド、有翼猿鬼 (アフラ・ヴィラーダ) に・・・
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マルヤム国王ギスカール、教皇ボダンを処刑
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エステル、パラフーダ、マルヤム国へエステル、パラフーダ、ボダン殺害の濡れ衣を着せられ、マルヤム国を追われる → パリザードとともにパルス国へ
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パルス歴 325年6月29日染血の一夜ペシャワール城、魔軍襲来。魔将軍イルテリシュ VS イスファハーン
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7月25日ミスル国王ホサイン三世、シャガードに討たれ死す
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サーリフ王子、ミスル国王に即位
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8月3日「暗黒神殿」 発見カリヤーン街地下に 「暗黒神殿」 発見される
10巻あたりから魔軍が色濃く描かれていました。デマヴァント山へ向かうパルス軍、ペシャワール城の魔軍襲来、そして暗黒神殿の発見・・・。
他国の情勢も変わっていきます。マルヤム国では教皇ボダンが処刑され、ミスル国ではヒルメス王子が立ち上り国王の交代。
第1部はアルスラーンが中心だったけど、第2部はパルス軍の仲間たちや敵国の内情も細かく描かれていました。
13~15巻 年表・時系列|「蛇王再臨」 「天鳴地動」 「戦旗不倒」
第2部 13~15巻 蛇王再臨」 「天鳴地動」 「戦旗不倒」 までの年表・時系列、パルス歴史です。
⑬「蛇王再臨」~⑮「戦旗不倒」
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パルス歴 325年8月15日クシャーフル (ヒルメス) 国都アクミームを出立
- ミスル国クシャーフル (ヒルメス) 国都アクミームを出立
- 8月20日 シャガードが謀反をおこす (ヒルメスの罠) → シャガード死す
- 8月25日 ヒルメス、ミスル国を追われる → マルヤム国へ
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ソレイマニエ、魔軍の襲来パルス軍これを退ける
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8月17日エステルの最期エステル (エトワール) アルスラーンに看取られながら逝く
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8月29日将軍の印綬後の 「解放王アルスラーンの十六翼将」、将軍の印綬を国王アルスラーンから授けられる
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9月17日暗黒神殿へ再び暗黒神殿の調査 → ザラーヴァント逝く
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蛇王ザッハーク再臨デマヴァント山にて、蛇王ザッハーク復活
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9月22日シンドゥラ国王ラジェンドラ、ペシャワール城へ
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10月15日カルハナ VS 魔将軍イルテリシュチュルク国王カルハナ VS 魔将軍イルテリシュ → カルハナ死す
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11月10日ソレイマニエ、魔軍襲来パルス軍これを退ける → 魔道士ガズダハム死す
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11月20日大地震直撃国王アルスラーンを庇い、トゥース逝く
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パルス軍、ギランの港町へキシュワード、ジムサ、ファランギース、メルレイン、資金調達のためギランの港町へ → 魔軍の襲来 → グラーゼ、ジムサ逝く
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ダリューン、大将軍 (エーラーン) に昇格
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ミスル国、テュニプの反乱国王サーリフ死す → テュニプ、ミスルの新国王に
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アンドラゴラス三世、蛇王ザッハークとして復活
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パルス歴 326年1月5日パルス軍、ミスル軍と衝突国王アルスラーン、西方国境へ → ミスル軍と衝突 → ミスル国王テュニプ死す。フィトナ、ミスル国女王に
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1月25日ナルサス、アルフリード、ザーブル城へマルヤム国ヒルメスと遭遇 → ナルサス、アルフリード逝く
ミスル国を乗っ取ろうとしたヒルメスでしたが失敗、マルヤム国へ逃れます。そしてマルヤム国からパルス軍に攻撃をしかける。
一方、チュルク国からは魔軍が、ミスル国からはテュニプが・・・。
「解放王アルスラーンの十六翼将」と称される仲間が次々と犠牲になっていきました。ザラーヴァントに始まり、トゥース、グラーゼ、ジムサ、ナルサス、アルフリードまでも。
最終巻「天涯無限」でも犠牲は続きます。
16巻 年表・時系列|「天涯無限」
第2部 最終16巻 「天涯無限」 の年表・時系列、パルス歴史です。
⑯「天涯無限」
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パルス歴 326年2月初めジャスワント、シンドゥラ国へ途中、負傷を負っていたジャスワント逝く
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パルス歴 326年春チュルク軍、パルス平原に侵攻パルス軍これを退ける → 魔道士グルガーン死す
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ザーブル城の戦いパルス軍、マルヤム軍を撃破 → 新マルヤム国王ギスカール死す
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4月19日魔軍、王都エクバターナに布陣アンドラゴラス (蛇王) 率いる 「僭王討伐軍」 王都エクバターナに布陣
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4月25日タハミーネ、レイラ逝く
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アンドラゴラス (蛇王) VS パラフーダパラフーダ逝く
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ギーヴ卿、三本の矢でミスル軍を退かしむギーヴ、三本の矢でミスル軍を撃退 → ミスル国女王フィトナ、宦官ヌンガノ死す
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5月1日最後の戦い
- イルテリシュ VS クバード → 相討ち、両者死す
- 魔道士 VS イスファハーン → イスファハーン逝く
- アンドラゴラス (蛇王) VS メルレイン → メルレイン逝く
- アンドラゴラス (蛇王) VS キシュワード → キシュワード逝く
- ヒルメス VS ダリューン → ヒルメス逝く
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5月2日最後の最後の戦い
- アンドラゴラス (蛇王) VS ダリューン → ダリューン逝く
- アンドラゴラス (蛇王) VS 国王アルスラーン → 相討ち、両者死す
パルス国第19代国王アルスラーン、享年19、在位4年8ヶ月
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パルス歴 326年6月半ばエラム、ファランギース、ギーヴ、シンドゥラ国へ
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パルス歴 327年シンドゥラ軍、チュルク国侵攻
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パルス歴 330年エラム、アイーシャと結婚
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パルス歴 336年ギーヴ、病により逝く
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パルス歴 345年ファランギース、病により逝く
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パルス歴 376年ペシャワール城にて、エラム逝く
アンドラゴラス(蛇王ザッハーク)との最後の戦いで、「解放王アルスラーンの十六翼将」のほとんどが犠牲となりました。ダリューン、そして最後には国王アルスラーンまでも・・・。
パルス国第19代国王アルスラーン逝去、享年19、在位4年8ヶ月。
『アルスラーン戦記』は物語であると同時に「戦記」「歴史」であるということを痛感したラストです。

『アルスラーン戦記』あらすじ|第1部と第2部、簡単な解説
壮大な大河ファンタジー
猛勇なる騎士軍団を誇り、不敗の国王・アンドラゴラスが君臨するパルス王国。蛮族ルシタニアとの戦いでも、その勝利を疑う者はなかった。だが、味方の裏切りにより軍団は一日にして崩壊。王国は滅亡してしまう。生き残った王太子・アルスラーンは、勇者・ダリューンや、軍師・ナルサスらとともに故国奪還を目指す。壮大な大河ファンタジー。
第1部と第2部をめちゃめちゃ簡単に解説すると、こんな感じです。
第1部 王都奪還まで
アトロパテネの会戦でパルス軍がルシタニア軍に敗退。このとき王太子アルスラーンはわずか14歳。多くの仲間に助けられて王都エクバターナ奪還の後、15歳で国王に即位します。
第2部 天涯無限まで
18歳になった国王アルスラーン。ミスル国、チュルク国、マルヤム国、そして蛇王ザッハークとの闘いが待ち受けていました。非情なほど多くの犠牲を出しながらも十六翼将の最期までが描かれています。
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