【恩田陸】おすすめ小説|まずはコレ!面白くて読みやすいミステリー&心理戦
ハマる!恩田陸ワールド
恩田陸さんの小説で面白かった作品を集めました。コレだけは外せない、超絶面白かった小説です。
- 初心者も読みやすい!イチオシ小説
- ミステリー&心理戦がすごい!恩田ワールド
恩田陸さんの小説は独特な雰囲気で面白いですよね。心理描写がすごくて、物語に引き込まれるんです。
恩田陸ワールドを楽しもう。
【恩田陸】初心者も読みやすい!イチオシ小説
恩田陸さんの独特な世界観が好きです。でも初めてよむ方は好き嫌いが別れるかも・・・ということで、まずは「アク」が強くない作品をご紹介。
安心してください。めちゃめちゃ面白くてハマった小説を厳選しました。長編だけど読みやすくてサクサク読める作品です。
間違いなく面白いよ。
『蜜蜂と遠雷』
興奮が止まらない!
私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。
『蜜蜂と遠雷』はピアノコンクールが舞台のお話です。登場人物それぞれの才能や音楽にかける思いが描かれていて胸が熱くなりました。恩田さんが描く「音」がすごい。
圧倒されたよ。
文庫版で上下巻と長編だけど、読みはじめたら興奮が止まらなくなりました。面白くて読みやすい。これは読んでほしい一冊です。
『夜のピクニック』
永遠の青春ストーリー
高校生活最後のイベント「歩行祭」。全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞむ。3年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。
『夜のピクニック』は、「歩行祭」を通して思春期の高校生たちが成長していく青春ストーリー。登場人物たちと一緒に「歩いている」気持ちになるのが心地よかったです。
読み終わってみると「歩行祭」がとても尊いものに感じた。
「歩く」だけのイベントなのに、そこには彼女たちの深く切実な思いが描かれていたからです。恩田さんが描く心理描写は、読み応えがありました。
【恩田陸】ミステリー&心理戦がすごい!恩田ワールド
続きまして、恩田ワールドが楽しめる作品をご紹介。ミステリー&心理戦が面白くてハマった小説です。
面白いから読もう!
『木曜組曲』
重松時子は自殺か、それとも・・・
小説家・重松時子が薬物死を遂げてから4年。時子に縁の深い女たちが今年もうぐいす館に集まり、彼女を偲ぶ宴が催された。なごやかな会話は 謎のメッセージをきっかけに、いつしか告発と告白の嵐に飲み込まれて・・・。
『木曜組曲』は小説家・重松時子を偲ぶために集う宴の模様を描いた物語です。なごやかな雰囲気から一転、彼女の死因を解明していくストーリーはドキドキしました。一転も二転もする展開や心理描写が面白いです。
登場人物が良いんだよね。
物書きや編集者など、本に関係している仕事についている彼女たち。ミステリーだけど、「本を読む」ことが肯定されている空気感が心地よく感じました。
『三月は深き紅の淵に』
4つの短編集
鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話・・・。
『三月は深き紅の淵を』は4つの章からなる短編集で、幻の本をめぐる物語。たった一人に、たった一晩だけ貸すことが許された「三月は深き紅の淵を」というなぞの本が、どの章にも出てくるんです。
めちゃめちゃ気になるー。
一冊の本に、ここまで魅力を感じるストーリー展開は面白い。読書好きな人におすすめです。
『MAZE』
神原恵弥シリーズ1
アジアの西の果て、白い荒野に立つ矩形の建物。いったん中に入ると、戻ってこない人間が数多くいると伝えられている。その「人間消失のルール」とは?謎を解き明かすためにやってきた4人の男たちは、果たして真相を掴むことができるのか。
『MAZE』は、異国の地で展開される幻想的なミステリー小説。記念すべき神原恵弥シリーズ一冊目です。荒野に立つ矩形の建物には、戻ってこない人間が数多くいると伝えられていました。その「人間消失のルール」を解き明かしていくのが面白いんです。
神原恵弥シリーズでは一番好き。
男だけど女っぽい神原恵弥が、しなやかでステキでした。登場人物に魅力ありすぎる一冊です。
『六番目の小夜子』
学校にまつわる「サヨコ」とは?
津村沙世子―とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。
『六番目の小夜子』はミステリー感がある学園青春小説です。恩田陸さんのデビュー作ということで荒削り感は否めないけど、それでも面白い。学校を舞台に繰り広げられる「サヨコ」が目を引きました。
呼びかけ芝居が圧巻なんだ。
学園祭で全校生徒が行った呼びかけ芝居。恩田さんは舞台描写が上手いんですよね。スピーディーな展開や心理描写が面白い一冊です。
『チョコレート・コスモス』
恩田ワールド炸裂!!
人気の舞台女優・東響子は、芹澤泰次郎が芝居を手掛けるという話を聞いた。その頃、ひとりの少女が才能を発揮する。
『チョコレート・コスモス』は、女優・東響子と佐々木飛鳥が軸となって展開される舞台ストーリーです。本物の舞台をみているかのような錯覚に陥りました。舞台が始まるまでのワクワク感や臨場感、ドキドキ感の連続です。
『蜜蜂と遠雷』の舞台版という感じだよ。
『蜜蜂と遠雷』が好きな人は『チョコレート・コスモス』も好きなんじゃないかな。私はみごとにハマりました。
ここが良い!【恩田陸】小説の魅力
- ドキドキの心理戦がすごい
- キャラに魅力がある
- 舞台描写が圧巻
『木曜組曲』や『夜のピクニック』など、登場人物たちの心理描写がうまいんです。自分のことのようにドキドキしました。
心理戦だけじゃなく舞台描写も圧巻。『蜜蜂と遠雷』『チョコレート・コスモス』『六番目の小夜子』などは興奮が止まりません。物語の世界に引き込まれて読むのをやめられなくなりました。
読み応えバッチリ。
個性あふれる登場人物が多いのも魅力です。『MAZE』神原恵弥、紹介しなかったけど『消滅 VANISHING POINT』大島凪人など、面白くて素敵なキャラが登場。
登場人物に愛着が持てるよ。
【恩田陸】おすすめ小説まとめ
恩田陸さんの面白くて読みやすいミステリー小説でした。読んでなければ、ぜひとも読んでおきたい作品です。
- 『蜜蜂と遠雷』
- 『夜のピクニック』
- 『木曜組曲』
- 『三月は深き紅の淵を』
- 『MAZE』
- 『六番目の小夜子』
- 『チョコレート・コスモス』
恩田ワールド全開だね!